日本「アニメ」が世界を食らう 韓流・ハリウッド“頭打ち”で 超一流VCも“太鼓判”
あの辺りっていろいろ良いタイトルが詰まっているので、そこから日本のアニメが一気に上がりました。 更に深掘りすると、2016年のVR元年があって「キズナアイ」などVtuberの原型ができましたが、明確にVTuberが入ってきたのは2020年です。 ホロライブと、ANYCOLORの「にじさんじ」が出てきました。 アメリカからの見え方で言うと「2010年代後半アニメ結構来ているな。『僕のヒーローアカデミア』も出てきたし、Vtuberも出てきた。これって何だろう、やたら全部2次元系だな」という印象です。 アンドリーセン・ホロウィッツの中だと『君たちはどう生きるか』とかジブリもひとつのファンタジーを根づかせた大きな作品であるような議論もされました。 我々からすると、アニメやゲーム、VTuberが全部合わさって、「日本のアニメ」が盛り上がっているっていうことだと僕は理解しています。 野村: そうすると2013年にモバイルファーストとその配信の土壌が整っていたっていうことがあり、そこに元々あった名作アニメが供給されていたわけですね。 そこから2020年代にはそのVRが来て。最新のアニメも世界的ヒットするものがいくつか現れ、広まっていったことですか。 ■アニメだけじゃない!J-Cultureの多様性とは 中山: 伸び続けた驚きは他にもあります。K-POPが実は1年ぐらい前から伸びています。 2018年ぐらいから「BTS」がありました。K-POPとK-ドラマも。『イカゲーム』や『愛の不時着』も。結構韓国も来ていたので、韓国と日本がすごく来ている風潮の中、韓国が止まったタイミングが2023年です。 野村: 韓国の勢いが止まっているのですね。 中山: パターン化しすぎてちょっと飽きたという状況です。そんな中、突然、藤井風を聞き出すアメリカ人が続出しました。 あとは「真夜中のドア」が流行ったとか。あのとき急にアニメだけじゃなくてJ-POPも流行りました。