命にかかわる!?腰痛・頭痛サイン…放置しがちな「慢性痛」原因や対処法
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターは、横浜市立大学附属市民総合医療センター ペインクリニック内科 診療部長 診療教授 公認心理師 医学博士 北原雅樹先生です。 【動画】腰が痛いのは腰猫背が原因かも?腰の前側の筋肉を伸ばす腰痛改善ストレッチはこちらから【1分07秒~】 今回のテーマは「~頭痛・肩こり・腰痛・ひざ痛~名医が見抜く!痛みの意外な原因」 頭痛・肩こり・腰痛・ひざ痛など様々な痛みに悩まされていませんか?こうした痛みが3か月以上続く場合を「慢性痛」といい、全国で2300万人以上に何らかの慢性痛があると言われています。しかも、痛みがあるにも関わらず放置している人が意外と多いのだとか。しかし、痛みは心身からの何らかのSOSサイン。放置するとますます酷くなってしまったり、その裏に意外な大病が隠れていたりする事もあるのだとか。そこで今回は、多くの人が放置しがちな慢性痛の原因や対処法を専門医に教えてもらいました。
慢性的な痛みの原因と対処法「ひざ痛」
65歳以上の半数以上はひざに痛みがあるとのデータがあり、多くの人を悩ませています。 <ひざ痛の原因> ひざ痛の原因の多くは、加齢と共にひざの軟骨がすり減り変形してしまう「変形性膝関節症」と言われていますが、先生によると変形性膝関節症を患っているからと言って必ずしも痛みがあるとは限らないそうです。 <ひざ痛の原因!?痛みの引き金「トリガーポイント」> 強い痛みを引き起こす筋肉のこりの事を「トリガーポイント」といいます。ひざ痛の主なトリガーポイントは、正面だと「太もも上部の外側」と「太もも下部の内側」、背面は「ひざの裏側」。これらのポイントを自分で押した時に特に強い痛みを感じる部分があれば、慢性的なひざ痛の原因の可能性が高いそうです。 <トリガーポイントのマッサージ> トリガーポイントを見つけた場合、一番簡単な対処法は自己マッサージだそうです。こりのある筋肉に対して、痛気持ちいいくらいの力で3分ほど押してみましょう(※強い力で身体を痛めないように注意して行なってください)。自分で押しにくい部分は、テニスボールなどを使い押し当てるのがオススメだそうです。 <ひざの痛みが頭痛につながる!?> 片側の脚に痛みがあるなどで身体のバランスが崩れると、首でバランスを補うため頭痛につながる事があるといいます。その場合は、脚と首のこりをほぐす事で改善が期待できるそうです。