【盛岡競馬】第44回若駒賞見どころ
上位人気が予想されるミヤギヴォイジャーなど
2歳重賞・若駒賞の創設は1981年。第1回から第19回まで2歳特別で行われ、2000年(第20回)から重賞へ格上げ。2007年に一度、特別レースとなったが、翌年に再度重賞へ格上げされた。このレースの1着馬から3着馬には、地方競馬全国交流「第51回南部駒賞」(11月17日水沢1600m)の優先出走権が与えられる。注目の発走は20日(日)17時25分。 【注目馬】 ・ミヤギヴォイジャー(牡2・水沢・菅原勲) デビュー2戦目を勝ち上がったが、続く一戦で6着。重賞ジュニアグランプリも6着に終わったが、自己ポジションを取れなかったのが敗因。前走は好位をキープし、余裕の抜け出しを決めて2勝目をマーク。重賞ネクストスター盛岡1着、2着馬が不在で絶好の勝機。重賞初制覇に王手をかけた。 ・ステイクラッシー(牝2・水沢・伊藤和忍) デビュー戦でミヤギヴォイジャーを相手に競り合いを制して快勝。直後に放牧に出て、帰郷初戦の重賞若鮎賞で逃げ粘って3着。帰郷2戦目で首位を奪回。気になるのは重賞ビギナーズカップ10着、ネクストスター盛岡11着大敗だが、今回は揉まれる心配のない大外10番枠。うまく折り合えば巻き返しが期待できる。 ・マツリダマスラオ(牡2・水沢・菅原勲) デビュー2戦目を完勝し、4戦目に重賞若鮎賞へ挑戦。サウザンドマイルの2着を確保。続く一戦3着からビギナーズカップへエントリー。2番人気に支持されたが、出遅れで7着。初めて馬券対象から外れたが、レースに集中できなかった印象。秘めた能力は高く、勝利の可能性も十分。 ・マルケイロジャー(牡2・水沢・石川栄) 実戦を経験しながらレース勘を養い、3戦目から2連勝。控える競馬に転換して頭角を現してきた。前走2着から重賞初挑戦となるが、相手なりに堅実に走るのが強み。ここでも好勝負が期待できる。 ・ラヴェイ(牡2・盛岡・小西重征) 門別1000mの2歳新馬戦を完勝し、4戦目でJRA札幌のクローバー賞に挑戦して8着。その後、岩手入りして初戦を2着にまとめた。前走ネクストスター盛岡は10着に終わったが、流れに乗れれば上位進出も可能。 ・ユウユウコラソン(牡2・水沢・佐藤祐司) デビュー5戦目で初勝利をあげ、一戦おいて2勝目をマーク。続く2戦は着外に終わり、ネクストスター盛岡では10番人気だったが、低評価を覆して3着となり、高配当を演出した。ムラがあるタイプだが、一発を秘めている。
競馬のおはなし