MLB〝毒舌ご意見番〟が新ルール検討に大噴火「コミッショナーは頭から落ちたのか?」
MLB機構のロブ・マンフレッドコミッショナー(66)が各球団のオーナーに検討を持ちかけたとされる新ルール「ゴールデン・アット・バット」が大きな物議をかもしている。 【写真】大谷翔平とヌートバーにいじられる佐々木朗希 このルールは1試合の中で1度だけ打順に関係なく、任意の打者を打席に送れるというもの。詳細は未定ながら、例えば大谷翔平投手(30=ドジャース)が試合終盤のチャンスで凡退した直後の打席に、もう一度立つことも理論上は可能…ということになるかもしれない。奇想天外なプランに米国内で猛反発を招いているが、ニューヨークのラジオ局「WFAN」などでホストを務めた名物コメンテーター、マイク・フランセサ氏(70)が大噴火を起こした。 同氏は歯に衣着せぬ物言いでも知られ、自身のポッドキャスト番組内で「『ゴールデン・アット・バット』が採用されれば、私は野球とともに存在しなくなるだろう」といきなり稼業からの〝引退〟を示唆。「それは私が育ったスポーツではないし、想像もできない。真剣に口を挟む気すら起きない。試合の根本を変え、歴史を変え、選手の評価も変える。すべてを変えてしまう!」と危機感を口にし「野球がただのピエロのショーになって終わってしまう。マンフレッドはなぜそんなことを議論するのか」と名指しで断罪した。 さらに同氏の怒りは収まらず「コミッショナーは頭から転げ落ちたのか? これはもう野球ではない。バカげている。何をやっているんだ? あまりにもバカげている」と批判の手を緩めることはなかった。 フランセサ氏は昨年のWBC後に「大谷が史上最高の選手だということに私は少しも同意しない」などと発言し、波紋を呼んだこともあったが、奇抜なルール変更には我慢ならないようだ。
東スポWEB