賞味期限の切れた「キムチ」はいつまで食べられる?傷んだキムチの見極め方と長持ちさせるコツを徹底解説
ご飯のお供や、豚キムチ、チャーハンなど幅広く使い回せる便利なキムチ。でも気づいたら賞味期限が切れていて、ちょっとツンとした匂いになっている気がするけど食べても大丈夫……? 【写真】「キムチ」を使ったおすすめ料理3選 今回は、賞味期限が切れたキムチの見分け方や正しい保存方法を管理栄養士の荒井名南さんに解説してもらう。 ▼荒井名南(あらい・めいな)さん/管理栄養士、健康食育ジュニアマスター、離乳食アドバイザー
キムチの賞味期限は?
キムチの賞味期限は商品により異なりますが、未開封の状態で1カ月程度のことが多いようです。キムチは発酵食品のため、時間とともに発酵が進み味が変化します。 賞味期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけでなないものの、開封して空気に触れることで傷みやすくなるため『開封からこのくらいの期間であれば安全』とは一概には言い切れません。必ず、見た目やにおいなどに異常がないかをよく確かめてから判断をしましょう。
食べられないキムチの見分け方
以下のような状態であれば食べるのをやめましょう。 ▼変色している 白っぽく変色している場合、カビが生えている可能性がある。発酵が進んで白く変色しているだけの可能性もありますが、念のため破棄することをおすすめ。ほかにも、緑や青、黒っぽく変色しているときはカビの可能性がある。 ▼異臭がする アルコールに似たようなにおいやツンとくるにおいがするなど、いつもと違ったにおいがする場合は傷んでいる可能性があり。 ▼ヌメリがある ヌメリがある場合は菌が繁殖して腐敗している。 キムチは発酵が進むにつれて酸味が増すなど風味が変わりやすい食品であり、食べられるかどうか判断するのが難しいかもしれません。もし食べてから異常に酸っぱいなどの異変があればすぐに食べるのをやめて破棄してください。
キムチの正しい保存方法
未開封の場合、パッケージの表記にしたがって保存することが大切です。開封後はしっかりと封や蓋をして冷蔵庫で保存しましょう。また、パッケージから直に箸で食べると菌が繁殖しやすくなるため、清潔な箸で小皿に取り分けてから食べるのがおすすめです。取り分けた後のキムチはすぐに冷蔵庫にしまいましょう。 小分けにしてラップに包んで保存袋に入れ、冷凍保存も可能です。冷蔵庫で解凍して食べられます。冷凍すると野菜の細胞が壊れ食感がやや悪くなることがありますので、気になる場合は豚キムチなどの加熱調理に使うとよいです。冷凍保存した場合は1カ月程度で食べ切るようにしましょう。