ガソリン代が10月から「値上がり」する!?そもそも”二重課税”が指摘される日本のガソリン代は高いの?
日本のガソリン代は海外に比べて高いのか?
財務省によると、日本のガソリン1リットルあたりの小売価格は、35カ国のOECD加盟国のうち34位とのことです。ガソリン価格が最も高いとされているデンマークは1リットルあたり330円近い価格、第2位のオランダも310円を超えているため、日本より150円近く高いことが分かります。 税負担額についても日本は31位、税負担率では26位となっているため、海外に比べるとガソリン代に対する負担は少ない方であるといえるでしょう。
国の補助金が年内は継続|日本のガソリンは海外に比べると高い方ではないと考えられる
2024年9月17日時点で、レギュラーガソリンの価格は174.6円となっています。これは、国からの補助金が支給されたうえでの金額です。2024年中は補助金の支給継続が決定しているため、年内は大幅にガソリン代が値上げすることはないと考えられるでしょう。 また、ガソリン代のうち42.6%は税金であり、実際の本体価格は100円程度です。さらに消費税が課されることに対して「二重課税ではないか?」という疑問も生じているようですが、それぞれ納税義務者が異なることから、二重課税にはならないとされています。 日本のガソリン代は海外に比べて高い方ではありませんが、今後どのように変動するのか確認していく必要があるでしょう。 出典 経済産業省 資源エネルギー庁 燃料油価格激変緩和補助金 経済産業省 資源エネルギー庁 燃料油価格激変緩和対策事業について(1ページ) 経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査 9月19日(木)結果詳細版 財務省 自動車関係諸税・エネルギー関係諸税に関する資料 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部