<夢咲く春―24センバツ大阪桐蔭>選手紹介/6 /大阪
◇直球で押す、心の強さ 中野大虎(だいと)投手(1年) 「投球に気持ちの強さが表れるのが自分」と話し、最速149キロの直球で押していくのがスタイルだ。家族の影響で幼い頃にソフトボールを始め、小学6年から野球に打ち込んだ。投手陣の層は厚いが、年の離れた兄や姉など家族の応援を心の支えにする。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 大虎という名前は「大きく強くなって」との願いを込めて、阪神タイガースの応援団だった祖父が付けてくれた。阪神OBの藤川球児さんの「火の玉ストレート」が憧れだ。 ◇自分が試合作りたい 杉本一世捕手(2年) 投手陣とのコミュニケーションに重きを置く。ボールを早めに渡すなどマウンドでの対応一つで調子を取り戻す投手もいる。自身も投手経験者。「アウトを取れば投手の力と思われるが、打者の反応を分析し縁の下で支える捕手がいてこそ。自分が試合を作りたい」と目を輝かせる。 最近はまっているのはトレーニング。この冬はベンチプレスで重りを15キロ増やし、90キロまで上げられるようになった。特技はサッカーのリフティング。