唯一無二のラーメンだ!「ラーメン屋を開きたい人にはモデルケースになる」 審査員が唸った話題の新店は何がすごいのか?【TRYラーメン大賞25周年】
年間500杯以上!かずまさん
昨年までTRY応援隊として活躍し、2024年度から名店審査員となったかずまさん。会社員をしながら年間500杯以上を食べ、インスタグラムを中心に配信している。ラーメンへの愛情とストイックさは若手インフルエンサーの中でも群を抜いた存在だ。 ●「TRY」やラーメン業界について 「原価高やSNSとの付き合いなど、ラーメンを取り巻く環境はひとつの過渡期にあると感じています。最善とは何かを熟考してアウトプットされていると思いますが、受賞されたお店に限らずラーメンを改めて食べ歩くと、その凄みを感じます。TRYでは、新店部門で上位でも翌年の名店部門に入れる店は多くないのですが、去年の新店が何店舗か名店部門にランクインしてベテラン対ルーキーのぶつかり合いが印象的でした。審査員の先輩たちとガチンコで投票したり、意見交換するのは本当に楽しかったです。そして、ラーメンって面白く奥深いと改めて感じました!」 授賞式には、今回残念ながら審査員2人が出席できなかった。 青木誠さんは、2005年に「TVチャンピオン ラーメン王選手権」を制し8代目のラーメン王となった、審査員歴20回を誇る最古参だ。 首都圏をメインに1万軒を超えるラーメン店を訪問している「しらけんの日記」(ライブドアブログ)管理人であるしらけんさんは、新店審査員として7回目の参加だ。 青木さんとしらけんさんのコメントは本誌でご確認を。
「Tokyo Ramen of the Year」の略称
「TRY」とは、「Tokyo Ramen of the Year」の略称。「東京で一番旨いラーメンを決めようじゃないか」という呼びかけのもと、情報誌「TOKYO★1週間(現在は休刊)」誌上で2000年よりスタートしたラーメンアワード企画だ。 ラーメンに造詣の深い審査員たちが、1年間をかけ審査対象エリアの東京・神奈川・千葉・埼玉のラーメン専門店を食べ歩き、各ジャンルに分けて選考している。評価基準は、味60、ホスピタリティ20、活躍度20からなっており、総合的に判断。 新店と名店ごとに部門があり、それぞれに大賞が選ばれる。TRY新店大賞にはシルバーの、TRY大賞にはゴールドの特注丼トロフィーが贈呈される。 四半世紀に渡り、ラーメン界の歴史を見つめてきた「TRY」。人気ラーメン店の店先で受賞店に進呈されるポスターを見かけたことがある方も少なくないだろう。