『ドラゴンボール改』番組サムネイル

　クールなイメージがあるピッコロさんが、あんなリアクションになるなんて……。閉ざされていた精神と時の部屋からの脱出に成功したゴテンクス（CV：野沢雅子・草尾毅）は、神殿上で再び魔人ブウ（CV：塩屋浩三）と第2ラウンドを開始。あっという間に神殿が破壊されていく様子に、ピッコロ（CV：古川登志夫）のメンタルも一瞬にして崩壊してしまった。 【映像】破壊されまくる神殿を見てパニックになるピッコロ（10分13秒ごろ～） 　ピッコロの早とちりで精神と時の部屋に閉じ込められてしまったゴテンクスとブウだったが、ブウは異次元の力で空間に穴を空けると逃げるように脱出してしまった。ゴテンクスは超サイヤ人3に変身すると、これまた異次元の力で空間に巨大な穴を開け、ピッコロとともに脱出に成功した。 　一足先に脱出していたブウは、神殿内にいたクリリン（CV：田中真弓）ら仲間たちをチョコレートにして食べてしまっていた。完全にブチギレたゴテンクスはいきなり頭突きアタックでブウを吹っ飛ばす。その攻撃で神殿の一部が吹き飛ぶと、「ぐああああ……」とピッコロが目を見開いていた。 　ピッコロの目に映っていたのは破壊され、砂煙をあげて崩れ落ちる神殿だった。「し……神殿が……神殿……」と言葉を失いつつあるピッコロの様子をまったく気にする様子のないゴテンクスは、ブウに怒濤の攻撃をしかけていく。しかしゴテンクスの攻撃は当たらず逆に投げ飛ばされてしまった。 　さすがにゴテンクスが投げ飛ばされたときだけは、神殿に大きな穴が開いてしまったにもかかわらず「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……ゴテンクス！」とゴテンクスのことを心配したピッコロ。しかし、地上から再びゴテンクスが投げ飛ばされ、神殿にぶつかって半壊すると「し……神殿が……あああああ！し……神殿が……」と再び絶望の表情を見せた。 　神殿のことで頭がいっぱいのピッコロは、「大丈夫？ピッコロさん」というゴテンクスの声も一切耳に入ってこない放心状態だった。ブウは体を丸めると、「神殿が……」と声にならない声をあげ続けるピッコロに追い打ちをかけるようにゴテンクスに突撃をしかけ、神殿をあっという間に破壊してしまった。ピッコロは神殿の一部にしがみつきながら「ゴテンクス！なんとかしろ！」と檄を飛ばしていたが、それは地球のことではなく“神殿の破壊を止めろ”という意味だったのかもしれない。終始取り乱すピッピロは一見の価値ありだ。 　アニメ「ドラゴンボール改」は、1989年から1996年まで放送されたアニメ「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター再編集版。サイヤ人編～人造人間・セル編までの第1期が2009年4月から2011年3月にかけて放送され、魔人ブウ編の第2期が2014年4月から2015年6月に放送された。原作は「週刊少年ジャンプ」（集英社）で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明氏による大ヒット漫画で、シリーズ累計発行部数は全世界で2億6000万部を超える。「Z」「GT」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月11日よりスタートする。 （C）バードスタジオ/集英社・東映アニメーション