緊急事態宣言を延長 菅首相が会見(全文3完)すべて止めていいのかという批判もあった
自粛疲れについてどう考えているのか
フジテレビ:フジテレビの鹿嶋です。2回目の緊急事態宣言を延長する際も議論になったとは思うんですけども、宣言が長期化することによる自粛疲れとか、慣れへの懸念というものに対して、政府は現状どういうふうに考えていらっしゃるのでしょうか。また、国民の中にはワクチン接種が進むまでは結局宣言と発令と、その解除を繰り返すので、いちいちこの政府の要請に従わなくてもいいんじゃないかと、その宣言の効果を根本から疑問視する声も出始めているように見えますが、総理はどのようにお考えでしょうか。よろしくお願いします。 菅:まず新型コロナの影響が長期化する中で、国民の間に自粛疲れだとか慣れ、こうしたことが出てきている。これはいろんな方からご指摘をいただいています。そのとおりだというふうに思います。こうしたことにも配慮しながら対策を行っていく、そうしたことが必要だというふうに思います。 そうした中で、ゴールデンウィークという短期集中で、極めて大きな制約を課させていただいて、またご協力をいただいたところであります。ただ、ゴールデンウィークが終わって、ある意味で通常に戻ってきましたので、そういう中で高い効果が望まれる措置、そうしたことをやはり徹底して進めていく。それは飲食で酒の提供なし、また持ち込みもなし、もう今回から持ち込みもしないでほしいとか、いろんなことでお願いをしていますけども、そうしたことを粘り強く行っていくことが大事だというふうに思います。 そしてワクチンについては来週からいよいよ全国1700の団体に、今ワクチンが送られています。そういう中で徐々にスタートをして、24日の週ですかね、からは本格的になっていくだろうというふうに思っています。 いずれにしろ、そうしたことをとにかく65歳以上の高齢者の皆さんが、やはり一番コロナにかかると心配な方、年代ですから、そうした方に1日も早く接種をできるように、そこはしっかり取り組んでいきたいというふうに思っています。 司会:以上をもちまして本日の会見を終了とさせていただきたいと思います。ただ今、挙手をいただいている皆さま方におかれましては、それぞれ1問、後ほどメールでお送りをいただければと思います。後ほど総理の回答を書面にてお返しさせていただくとともに、ホームページでも公開をさせていただきます。ご理解賜りますようお願い申し上げます。それでは以上をもちまして、本日の会見を終了とさせていただきます。ご協力に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。 (完)【書き起こし】緊急事態宣言を延長 菅首相が会見