【毎日王冠予想】スーパーGIIで好走するには近況の勢いも重要!? 前走で大敗した馬に求められる好走条件とは
今週の日曜日は、東京競馬場で毎日王冠(GII・芝1800m)が行われます。 過去10年の毎日王冠では前走5着以内の馬が9勝2着7回3着8回と良績を残しています。毎日王冠はメンバーレベルが高くなる傾向にある事から、スーパーGIIとも呼ばれる重賞です。メンバーのレベルが高くなればレースレベルも上がります。その中で結果を残すには能力だけではなく、前走で安定した走りで勢いを失っていない事も重要になってくるのではないでしょうか。 【写真】シックスペンスのこれまでの軌跡 一方、前走6着以下の馬は1勝2着3回3着2回となっています。決してチャンスがないわけでありませんが、前走で掲示板に載れず勢いを失っているためか、目立った成績ではありません。特に前走で9着以下になっている馬については、32頭が出走し2着1回のみと悲惨な結果となっています。前走で掲示板に載れていないとしても、ある程度の着順で踏ん張れている馬の方が僅かながらにチャンスがあると言えるかもしれません。 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。 【条件】 前走9着以下(ただし、東京芝1800mの重賞で3着以内の実績がある馬は除く) [0-0-0-25]複勝率0% 該当馬:エアファンディタ、カラテ、シックスペンス、ダノンエアズロック (過去の該当馬:22年レイパパレ2番人気4着、14年グランデッツァ2番人気5着) ※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。 上位人気が予想されるシックスペンスが該当しました。 過去10年の毎日王冠で前走9着以下から巻き返したのは、16年のアンビシャスのみとなっています。アンビシャスは東京芝1800mの重賞で3着以内に入った実績があった馬です。前走9着以下の馬については、東京芝1800mに対しての高い適性を示す実績が必要不可欠と言えます。 シックスペンスは前走の日本ダービー(GI)で9着に敗れています。また、東京芝1800mでの重賞で3着以内に入った実績がないどころから、東京芝1800mには今回が初出走となります。 過去の傾向から前走9着以下の馬は東京芝1800mへの高い適性が必要になりますが、シックスペンスは未知数です。これが人気薄でハイリターンに期待できるのであれば多少のリスクも仕方ない面はあります。しかし、シックスペンスは人気になるのが有力で大きなリターンには期待ができませんので、多少でも不安要素を抱えているのは大きなマイナス材料と言えます。 リスクを負ってまで勝負するほどの魅力は感じられませんし、同じリスクを背負うのならば少しでも大きなリターンが見込める馬に期待するのもひとつの手ではないでしょうか。 重賞レースの参考に、是非お役立てください。