若者ほどコーヒーを“ホット”で飲まない?20代の過半数は一年中“アイス派”…アイス飲用者が増えた理由を聞いた
美味しく手軽に飲めるのがアイスの魅力
ーー改めて全体の4割、そして20代は過半数が「ホットよりアイスコーヒーを飲んでいる」という結果をどう受け止めているの? アイスコーヒーはふた、栓をあけてすぐに飲める製品が多く、美味しく手軽に飲めることが魅力になっていると思います。そのため、自分で淹れるという習慣が定着していないため、そもそも作り方を調べたりされる方が少ないものと考えます。 また、レギュラーコーヒーの製品はホット用のレシピは記載されていても、アイス用のレシピの記載がないものが多く、そういったことから「面倒そうだな」や「淹れ方がわからない」という回答につながったのかと思います。おいしいアイスコーヒーを手軽に楽しんでいただける手段として、もっとアイスレギュラーコーヒーについて味わい、淹れ方の啓発を行っていきたいと思います。 ーーつまり、アイスコーヒーを手軽で簡単にいれる方法があれば、自分でいれる人が増え、よりアイス派が増える? はい。お家で手軽においしいアイスコーヒーを作れることをご理解いただければ、自分で淹れる方は増えると思われます。市場構成比がホットコーヒーをすぐに超えることはないと思いますが、年齢別ではアイスコーヒーのほうが多い層もいずれ出てくる可能性はあると考えます。 ーーちなみに、なぜ好きなアイスコーヒーの飲み方で地域差が出たの? コーヒーに限らず、食や生活にもそれぞれの地域で根付いている文化があり、それにより地域差が生じるのかと想像します。この度に調査結果からすると、コーヒーに関しては、そこまで大きな違いがなかったと見ています。ご自分の好きなスタイルや味わいで、これからもコーヒーを楽しんでいただきたいと思います。 ーー今回の調査から、人々の中の“アイスコーヒー”とはどのような存在だと捉えた? 止渇(喉や口の渇きを抑えること)のために飲むだけではなく、それぞれの嗜好(しこう)やスタイルに合わせて楽しんでいらっしゃると考えます。 コーヒーの市場も成長しており、アイスコーヒーに関しても、味わいや飲み方の幅も広がっています。深炒りのビターな味わいが好きな方、浅炒りの爽やかな味わいが好きな方、生産地による味わいの違いを楽しむ方…それぞれに好きな味わいを見つけ、日々の生活に欠かせない存在になってきていれば嬉しく思います。 さまざまな種類があるコーヒー。ホットでもアイスでも、自分の口にあった味わいを好きなスタイルで楽しんでほしい。
プライムオンライン編集部