買い取るべき! Jリーグ、レンタル移籍で輝いた選手(5)首都クラブ離れて大正解!? 驚異の1試合3アシストで優勝に貢献
選手が定められた期間に他クラブへ移籍する制度である「レンタル(期限付き)移籍」。2024シーズンのJリーグでは、数多くの選手がレンタル移籍で新天地を求めた。なかには加入後すぐに貴重な戦力となってチームに貢献している選手も存在する。今回は、レンタル先で存分に実力を発揮したJリーガーをピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。スタッツは『jleague.co』を参照。
DF:徳元悠平(とくもと・しゅうへい) 生年月日:1995年9月12日 保有元クラブ:FC東京 レンタル先クラブ:名古屋グランパス(レンタル期間:2024年8月~2025年1月) 2024リーグ戦成績(レンタル後):10試合0得点1アシスト 徳元悠平は2018年にJ3のFC琉球でプロキャリアをスタートさせ、1年目からリーグ戦31試合に出場して昇格に貢献し、2020年にファジアーノ岡山へ移籍。J2で経験を重ね、2023年にFC東京へ加入したが、J1の壁は高く、2023シーズンはリーグ戦18試合出場1得点2アシストという成績に留まった。 2年目の今シーズンは、若手のバングーナガンデ佳史扶に押し出される形で出場機会がさらに減少し、夏に名古屋グランパスへ期限付き移籍で加入した。 すると、新天地ではすぐに定位置を獲得。初の先発出場となった第29節のアルビレックス新潟戦で早速アシストを記録すると、10月9日に行われたYBCルヴァンカップ準決勝第1戦の横浜F・マリノス戦では圧巻の3アシストを記録。決勝進出に貢献し、名古屋のルヴァンカップ優勝に貢献した。 名古屋は3-4-2-1のフォーメーションを採用しており、このシステムのウイングバックは、豊富な運動量と精度の高い左足を持つ徳元に適している。 J3からキャリアをスタートし、J1まで上り詰めたレフティー。トップリーグの壁は高いように思われたが、名古屋への期限付き移籍で十分に通用することを証明した。まずはピーター・クラモフスキー監督の退任が決まっているFC東京が、徳元を必要とするかに注目だ。
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