「厚生年金なのに月10万円未満」の人の割合は?年金が少なくなる理由3選
まとめにかえて
今回は、老後に受け取る年金が「少なくなる人」の特徴とともに、その対策方法について見てきました。 年金は受け取れる受給額に個人差があるため、まずは「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」から、ご自身の年金見込額を確認してみましょう。 厚生年金の年金月額階級別の受給者数をみると、全体の約2割が「厚生年金10万円未満」となっていますので、年金だけに頼らない老後の対策も考えておく必要があるかもしれません。 年金収入だけでは厳しいというのであれば資産運用も選択肢の一つです。 資産運用には預貯金とは異なり、元本割れのリスクもありますが、国の税制優遇制度である「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」や「新NISA」など資産運用初心者の方でも始めやすい環境が整ってきました。 まずは自分に合った方法で始めてみるのはいかがでしょうか。 ※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。
参考資料
・厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」 ・日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・厚生労働省「年金を受けとるために必要な期間が10年になりました」 ・日本年金機構「3号不整合記録問題とは何ですか。」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・厚生労働省「これまでの年金部会も踏まえてご議論いただきたい論点」 ・国民年金機構「国民年金保険料の追納制度」
西村 翼