レッドソックスが佐々木朗希争奪戦で遅れ「面談の機会は与えられなかった」GM明言
レッドソックスのC・ブレスローGMが30日(日本時間31日)、オンライン会見で地元メディアに対応し、ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)との交渉について年内には面談に呼ばれず、現在も「返事待ち」の状況と語ったが、先発補強はほぼ完了との見方を示した。 「早い段階(年内)での面談の機会は与えられなかった。しかし、望みを持って、争奪戦の渦中にいることを願っている。ボストンでプレーする環境の素晴らしさをプレゼンする機会があれば、喜んでそうしたい。だが、決断するのは、我々ではない。面談の機会があれば、もちろん準備が出来ているが」と、ブレスローGM。勧誘ビデオや資料などの提出は済ませてあるが、年内での代理人からの返答はなく、現在も待機中のスタンスを示した。 撤退宣言こそなかったが、すでに面談を行ったとされるドジャーズ、カブス、ヤンキースなどに比べて、戦況は厳しい。そんな中、ブレスローGMは今オフ、トレードで剛腕左腕クロシェットをホワイトソックスから獲得し、FAで来季後半戦から復帰見込みのサンドバルをエンゼルス、ワールドシリーズ胴上げ投手になったビューラーをドジャースから獲得。若手のクリスウェルも期待され、先発陣は強化されている。「とてもエキサイティングだ。先発補強はやり過ぎることはないし、どんな機会も吟味するが、ローテの層は確実に厚くなった。5、6番手どころか、若手の台頭も期待でき、候補としては10人程いる。今のローテーションに非常に心地よく感じている」と発言。日程が過密なシーズン序盤は6人制ローテのプランも検討中だという。佐々木への扉を自ら閉めることはないが、すでに、来季の先発体制は整ったという見方で、「今後は右の強打者と、中継ぎの補強を進めたい」と語った。
報知新聞社