アウトドアでのケガと危険対策
case-09 ファーストエイドキットはぜひ備えておこう
野外での活動にケガや病気はつきもの。いざというときに慌てないためにも、自分用のファーストエイドキットを用意しておこう。三角巾、ガーゼ、絆創膏など一般的なものに加え、いつも自分が使っている常備薬、胃腸が弱い人なら胃腸薬、虫に刺されやすい体質なら虫刺され軟膏など、自分用にカスタマイズすることで一層役に立つものになる。 ファーストエイドキットとはちょっと性格が異なるが、傷口を洗ったりするための水や、汚れを拭いたり体を冷やしたりするてぬぐいがあると、なにかと役に立つ。
case-10 安易な判断はせず迷ったらすぐ病院へ
自分や同行者がケガをした場合、「これはまずいかも」と思ったら、躊躇せずに救急車を呼ぼう。運よく救急搬送の必要がない場合でも、適切な処置方法を教えてくれるなど、プロの目をとおせば安心感も大きくなる。 一方、本当に迷わず救急車を呼ぶべきは以下の状態。 ・呼吸をしていない。 ・意識がない。 ・出血が激しい。 ・強い衝撃を受けている。 これらの場合はすぐに119 に電話をするか、周りの人に連絡を頼もう。
case-11 山岳保険も種類はさまざま。1回毎の短期保険もあり
どんなに安全に気を使っていても、外遊びで事故に遭う確率はゼロではない。ケガの治療費、後遺症に対する補償、最悪の場合を想定し、レスキュー費用などを考えると、アウトドアが趣味の人は山岳保険への加入はぜひ検討したい。山岳保険もいろいろあるが、選ぶ際に考えたいのは、自分はどんなタイプのアクティビティをどのぐらいの頻度でするのか、ということ。たまにしか外遊びに行かない人であれば、1回毎の掛け捨て保険もあるが、激しい登攀や沢登りなどは対象外であることが多いので、事前にしっかり確認しておきたい。
モンベルアウトドア保険
大きく、1、3、5年の期間掛ける「傷害総合保険」と国内旅行(1~7日)のたびに加入する「国内旅行傷害保険」に分かれる。そして各々、一般的なアウトドアのための保険(野外活動保険、野あそび保険)と、アイスアックスやクランポンなどを使う本格的登攀を対象とした保険(山岳保険、山行保険)に分かれる。さらに掛け金や補償内容によって種類があるので、自分の活動に合ったものを選ぼう。