最後の東日本女子駅伝 区間エントリー発表!連覇懸かる東京は2区・道下美槻 千葉アンカーに鷲見梓沙 群馬・不破聖衣来は補欠登録
11月9日、東日本女子駅伝の主催者は、10日に開催される第39回大会(9区間42.195km/福島県福島市)の区間エントリーを発表した。 東日本女子駅伝の区間エントリーをチェック! 前回チャンピオンで、最多11度の優勝を誇る東京は全日本実業団選手権1500m5位の道下美槻(積水化学)を2区(4km)に登録。8月のU20世界選手権に出場した鈴木美海(筑波大)が5区(5.0875km)に入った。 千葉は実業団のユニバーサルエンターテインメントから4人がメンバー入りし、1区(6km)に山﨑夢乃、2区に奥村紗帆と、ただ1チーム実業団選手を並べた。9区(10km)には北京世界選手権代表の鷲見梓沙が控え、序盤からレースを優位に進めそうだ。 3年ぶりの優勝を狙う群馬は3姉妹でエントリーして注目を集めていた不破姉妹のうち、長女の亜莉珠(センコー)が1区、三女の珠衣琉(大類中)が8区(3km)に入り、次女の聖衣来(拓大)は補欠登録された。 1月の全国都道府県対抗女子駅伝を制している宮城は、2区に米澤奈々香(名城大)が出場。仙台育英高から4人が登録されたほか、9区は門脇奈穂(拓大)が務める。 北海道は1区にインターハイ1500m8位の吉田彩心(札幌創成高)、2区に全日本大学女子駅伝で4区区間2位と力走した石川苺(城西大)がエントリー。中学生区間の4区(3km)にもU16大会1000m2位と復調している人見仁菜(足寄中)が出場し、前半区間を上位で進める可能性を秘める。 地元・福島は10月のプリンセス駅伝6区で区間4位と好走した石井寿美(シスメックス)が5区に登録された。 東日本女子駅伝は1985年にスタート。東日本地区を中心に都道県対抗で行われてきた大会で、浅利純子、鈴木博美、弘山晴美、土佐礼子、渋井陽子、福士加代子、尾崎好美、鈴木優花など、多くの女子マラソンランナーを輩出してきた。 しかし、大会を運営するためのボランティアスタッフ確保や人件費の増加、選手の育成・発掘の役目を達成したことなどを理由に、今大会をもって終了することが今年9月に発表されていた。 最後となる大会は10日の12時03分に福島市の誠電社WINDYスタジアム(信夫ケ丘競技場)をスタート。大会の模様はフジテレビ系列の東日本12局で生中継される。
月陸編集部