＜関学大・近大＞関学大に勝利し、歓喜する近大フィフティーン（ブルー基調のジャージー）（撮影・平嶋　理子）

　◇ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第7節（2024年11月30日　東大阪市花園ラグビー場） 　最終節の4試合が行われ、天理大が京産大を31―15で破り、6勝1敗の勝ち点30で4季ぶり13度目の優勝を飾った。2位の京産大と3位の近大とともに大学選手権に出場する。7位の摂南大と8位の関大がBリーグ1～2位との入れ替え戦に回る。 　≪大学選手権の切符を獲得≫近大は29―22で関学大に競り勝ち、3大会ぶりの大学選手権切符を手にした。22―22の同点で迎えた後半28分にCTB藤岡がトライを決めて勝ち越しに成功。「ほっとした。サインプレーがよく決まったのでそこが良かった」とうなずいた。両校は勝ち点24で並んだが、直接対決を制して3位に滑り込んだ。神本健司監督は「ハラハラドキドキの展開だった。しっかり修正して、全国で目標のベスト4に向かっていきたい」と先をにらんだ。 　≪6位浮上し入れ替え戦を回避≫同大は2連勝で最下位から6位に浮上し、Aリーグ残留を決めた。前半を22―19で折り返すと、風下の後半はキックを多用せずに速いテンポでボールを動かしSO大島を中心に3トライ。最後は摂南大の猛攻を受けたが、1点差で振り切った。2年連続の最下位、そしてBリーグとの入れ替え戦を回避。3トライを挙げたロック寺北主将は「勝ったことが何よりうれしい」と胸をなで下ろした。