僕は世界最高のドライバーと戦える! タイトル争い敗れるもランド・ノリス自信深める「心からそう思っている」
F1の2024年シーズンドライバーズタイトルは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに決定した。彼と争ってきたランド・ノリス(マクラーレン)は今、世界最高のドライバーと戦える自信を得たようだ。 【ギャラリー】“プロフェッサー”プロストに肩を並べたフェルスタッペン。偉大なる「4度のF1チャンピオン」は史上6人目 マクラーレンは今シーズン大きく戦闘力を向上させ、ノリスとオスカー・ピアストリがF1での初優勝を達成。そしてシーズン後半に向けてレッドブルが停滞していたこともあり、ノリスがフェルスタッペンのタイトル防衛におけるライバルに浮上した。 GliaStudio ノリスとフェルスタッペンはホイール・トゥ・ホイールの接戦を繰り広げる様になり、オーストリアGPでは二人が接触。アメリカやメキシコでもオーバーテイクを巡る小競り合いがあった。 最終的には序盤戦のリードもありフェルスタッペンが逃げ切って、2戦を残してタイトル4連覇を決めた。とはいえノリスは初めてF1のタイトル争いを繰り広げたことで、得難い学びの機会とすることができたと感じている。 ノリスは2024年のこれまでを振り返ると「たくさんのポジティブなこととネガティブなことがあった」と語る。 「チャンピオンシップを僕は争えるんだというふうに感じているし、ハッピーだ。自信を持ってそう言えるよ。僕にはその資格があると思うし、心からそう思っている」 「まだやるべきことはいくつかあるけれど、僕はマックスを相手に戦える。そう言えることが嬉しいね。だってマックスは世界最高のドライバーだと思うし、F1の歴史でもベストドライバーのひとりだろうから」 「反対するひとも多いかもしれないけど、僕は自信を持ってそう言える。僕としては珍しくね。彼と戦って、ホイール・トゥ・ホイールのバトルを演じるのは楽しいし大好きなことなんだ」 「20年か30年か経ったあと、僕はたぶんそんなドライバーと戦ったことを思い出すと思う。彼を祝福したい。チャンピオンに値するよ。でも来年は彼を困らせられるといいね」 ノリスは今年4連覇を達成したこのライバルについて、「欠点がない」と評価している。 「彼は本当に、1年を通じてミスを犯していないんだ。それが彼の強みだ。彼には欠点が、ネガティブな面がない」 「最速のクルマに乗っていたときには、レースを支配していた。最速のクルマじゃなくなったときも、彼は僕らの真後ろにいたし、レースも制している。1年を通じて、彼は悪いレースをしていない」 「もし僕らにシーズン最初からもっと良いマシンがあったとしたら、彼とはさらに戦っていただろう。それでもっとプレッシャーに晒されていたはずだ」 「僕らがプレッシャーをかけ始めると、彼とチームはいくつか失敗をした。でもシーズンを通じてみるとほとんどミスは無いんだ。その点が彼を優れた存在にしている」
Filip Cleeren