肛門の"プヨプヨ"の正体は…? デリケートゾーンの美しさを極めるべく、話題の美容整形「スキンタグ」切除手術について大調査
スキンタグの切除手術はどこでできる?
取れるものならすぐに取りたいスキンタグですが、実は受け入れてくれる肛門科はそんなに多くないそうです。 「スキンタグはいわば痔の残骸なので肛門科で切除できますが、基本的には病的なものではなくきれいに治すのも難しいため、積極的に行う肛門科ドクターは国内でも少数です。逆に美容外科では婦人科形成の一環として取り入れているクリニックもあるようです。ですから科にこだわらず、自分が納得できるドクターならお任せしても構わないと思います。 ただまれに、美容外科で肛門の内側に痔があることに気づかずスキンタグを取ったら、術後に痔が腫れてしまい肛門科に駆け込んでくる患者さんがいます。ですから万全を期するなら、まずは肛門科でトラブルになりそうな痔の有無を確認し、問題なければスキンタグ手術を検討するという流れがいいのではないでしょうか」
スキンタグ切除手術の基本のキ。手術は簡単? ダウンタイムは痛い?長い?
「私のクリニックでは手術は日帰りで行っています。手術時間はうつぶせの姿勢で10分程度、術後はしばらくお休みいただきます。その後止血できているかどうか確認し、痛み止めや傷の腫れを抑える内服薬や軟こう、生活の注意点、創部のケア方法などについて説明したらその日は終了です。溶ける糸を使うので後日の抜糸はありません」 クリニックの滞在時間は2~3時間といったところでしょうか。それなら少し気持ちも楽です。 「手術そのものはそこまで大事ではないのですが、手術した後は大なり小なり傷口が腫れますし、痛みも当然あります。それを最小限におさえるためにも、最低でも術後2週間は長時間の立ちっぱなしや座りっぱなし、飲酒、運動も控えていただきます。便秘や下痢を繰り返すことも当然NGです。自転車に乗ったり、セックスすることはそもそも痛くてする気にもならないと思います。 ダウンタイムの期間ですが、傷の大きさや排便の状態によっては2カ月くらいかかる場合も。生活の心がけひとつで長くも短くもなるのでがんばってください! 術後はスッキリしたと喜ばれる方がほとんどですが、ケアを怠ったり痔を繰り返していれば再発の可能性もありますので、十分な注意が必要です」 術後の生活や仕事、旅行の予定にさえ気をつければ、そこまで敷居は高くなさそうなスキンタグ切除施術。聞けば聞くほど俄然やる気がみなぎってきました。すでに年内オペに向け、那須院長の診察を受ける気満々です。
Harper's BAZAAR JP