RIMOWA(リモワ)の「Original」コレクションが アルミニウム製スーツケースの王様たる理由
アルミニウムを使ったスーツケースは、Originalのほかに、「Classic(クラシック)」というコレクションも展開する。 航空機の黄金時代にインスパイアされたClassicは、角張ったシルエットやリベット留めのアルミコーナー、レザーハンドルといったクラシックなデザインが特徴で、アルミニウムの表面には耐摩耗性や耐腐食性を高める陽極酸化処理が施されている。このコレクションの多くのモデルは、ハンドルやホイールなどのカラーリングを自由にカスタマイズすることもできる。
快適な移動を可能にするブランド独自のディテール群
OriginalもClassicも、デザイン性が注目されがちなスーツケースだが、ブランド独自のディテールによって、現代の旅に快適にフィットする機能性をあわせ持っている。
たとえば、「マルチホイールシステム」。これは本体の四隅に付けられた8個のホイールが360度の方向転換を可能にするもの。また、それぞれのホイールにはボールベアリングが内蔵されているため、走行もスムーズだ。
また、本体上部の「テレスコープハンドル」は無段階の高さ調節ができるため、自分の身長やシーンに合わせて調整できる。
内側には「フレックス ディバイダ―」と呼ばれる中仕切りを装備。荷物に合わせて高さを調節できるので、荷崩れ防止に役立つ。
「TSA承認ロック」も2006年から装備されている。現在、アメリカでは運輸保安局(TSA)の係官がキーを開けて、スーツケースの中身を抜き打ち検査することがある。TSAロックであれば、施錠されている場合でも、係官はキーを壊すことなく、専用ツールを使って開けることができる。
RIMOWAを日常使いしたい。そんなニーズに応える新モデル
さらに今シーズンは、Originalから派生した「Original Bag」がリリースされた。 これはOriginalのデザインをデイリーユースに落とし込んだハンドバッグタイプのモデル。外装はグルーヴデザインが施されたアルミニウムで、ハンドルはレザー製に。付属のショルダーストラップを使えば、クロスボディバッグとしても使用できる。内部の仕切り面にはジップポケットやカードスロットが備わるなど、使い勝手もいい。