コーセー、コスメデコルテの会員プログラムを刷新。実店舗・ECの顧客情報を一元化
コーセーは9月30日から「コスメデコルテ」の新たなメンバーシッププログラム「CLUB DECORTÉ」を始める。実店舗とECの顧客情報を一元化し、購入金額やレビュー投稿で貯まるポイントに応じた特典などを進呈する。
コーセーはこれまで、「コスメデコルテ」のメンバーシッププログラムとして「Maison des FLEURS(メゾン・デ・フルール)」を提供してきた。旧プログラムでは店舗ごとの購入金額に応じた特典進呈などの施策にとどまっており、実店舗とECの購買情報の一元化などはできていなかった。 新たなプログラム「CLUB DECORTÉ」は顧客情報を一元化、オンライン・オフライン問わずユーザーがどの店舗で商品を購入してもポイントを付ける。また、商品の購入金額だけではなくメルマガ登録や商品レビュー投稿でもポイントを付与する。 獲得したポイント数に応じてメンバーランクが決まり、ランクに応じた限定サービスを利用することができるようになる。また、1年間(毎年1月1日から12月31日)で獲得したポイントに応じて特典を進呈する。 新プログラムのポイント積算は9月30日から開始。サービスや特典の提供は、2025年1月以降を予定としている。ポイントの取得条件としては、コーセーの各サイトに共通でログインできる「KOSÉ ID」を取得し、「CLUB DECORTÉ」と連携する必要がある。 「コスメデコルテ」は2020年にブランド誕生50周年を迎えた。実店舗での対面販売を中心に行ってきたが、2021年に公式ECサイト「コスメデコルテ 公式オンラインブティック」を開設。対面販売と相互連携しながら、顧客ニーズに沿ったサービスを提供してきた。近年は10代~20代の若年層も増加したり、単品からシリーズで揃えて購入など購買行動も多様化しているという。 コーセーでは顧客情報の一元化を進めており、2021年6月からはコーセーグループの各サイトにログインできる統合アカウント「KOSÉ ID」の提供を開始している。これまでブランドごとなどに分かれていたアカウントと 「KOSE ID」への連携は各ECサイトごとに手続きする必要があるという。