“エンタメ業界の暴露トレンド”は日米共通!? 2024年はもっと多くの人が性被害を暴露する?
◆2024年のアメリカでは“暴露”が増えると予想
エイリアン侵略を予測する人がSNSで出るほど、「世の中で何が起きても不思議ではない」雰囲気がまん延する昨今。日本でも、年明け早々に自然災害や事故が起きました。波乱を予感させる2024年ですが、ラボメンバーの話し合いは続きます。 シャンシャン:気候が相当おかしなことになると思う。昨年はまったく雪が降らなかったし。 一方で、コロナからの回復はかなり順調だよね。RSウイルス感染症(急性呼吸器感染症)の感染者は増えているからみなさん気をつけて。ほかは、私の知る限りではみんな元気で頑張っている感じがする。私たちの免疫が、こういうウイルスと戦えるよう強くなったのかも。 私は病院で、主に高齢者の患者さんを相手にしているけど、みんなコロナやウイルス感染症をほとんど気にしていないみたい。マスクもしてないし、なんかすごく強く、人生を生きている感じがする。 ミクア:エンタメに関しては、もっと多くの人が性被害などを暴露すると思う。ディディことショーン・コムズ(米人気歌手)の性被害暴露は大きかったと思う。長いあいだ多くの人が噂していたけど、今まで彼が訴えられることはなかったからね。 ケンジュ:ジェフリー・エプスタインの顧客リストも出てきているよね。今年は多くの著名人が、これまでやってきたことを暴露される年になるんじゃないかな。以前、(ラボの座談会で)日本のジャニーズの話をしたけど、今それとまったく同じことが起きているんだよね。 今年はもっと多くの人が、やったことを暴露されることになる。暴露される場がメインストリームなプラットフォームから、インターネット、YouTube、Instagramなどに移ってきている。ポッドキャストで話す人が、CNNに出る人よりも増えると思うよ。 日米での共通点があったのは、エンタメ業界の暴露トレンド。日本では去年のジャニーズ関連からお笑い業界のスターの暴露が相次いでいますが、アメリカでも同様のことが起こっています。 2023年後半、ヒップホップ界の重鎮であるディディことショーン・コムズが性的虐待で訴えられました。さらに、2024年に入ると性的目的の人身売買容疑で起訴され、拘置所で自殺した富豪のジェフリー・エプスタインの関係者リストが公開。世界の著名人を巻き込んだ性目的の人身取引リストのなかには、レオナルド・ディカプリオ、マイケル・ジャクソン、クリントン元大統領などが含まれており話題を呼んでいます。 暴露の多くはYouTubeやポッドキャストの番組に出ており、伝統的なニュースメディア発信ではないのもアメリカの特色。ポッドキャストはZ世代のあいだで人気が急上昇しており、現在はアメリカZ世代の2人に1人が聴いている割合になっています。 発言の制限がないポッドキャストの強みが、暴露をしやすい要因の1つとして考えられます。「暴露やほかでは聞けない面白い情報を伝えてくれるものが、人気のオーディオコンテンツのひとつになってきています。ラジオもそういう流れに引っ張られている感じがします。嘘のない、リアルな言葉で喋る意識になっていますよね」とシェリーは語り、話題を締めくくりました。 (interfm「sensor」2024年1月19日(金)放送より)