「コモリ」「ノア」「ポータークラシック」着ぶくれなく洒落て見えるダウン・中綿ベストのコーデ案
暖冬だったこともあり、この冬はダウンベストを活用する洒落者を多く見た。スウェットやニットの上から羽織るだけでこなれて見えるし、街着としての防寒性も十分。これからの時季はアウターに重ねてもいい。 【写真8点】「着ぶくれなく洒落て見えるダウン・中綿ベストのコーデ案」の詳細を写真でチェック ダウンベストの利点はなんといってもその軽やかさ。レイヤードするあまりモコモコ着膨れてしまっては意味がない。街で見かけた着こなし巧者のテクニックを学んでおこう。
① モノトーン+αなスタイルでスタイリッシュに引き締め
牧田じゅんさん(48歳) ボリュームをおさえたコモリのベストは、オフィススタイルにもハマりそうだが、牧田さんはストリートなエッセンスを注入。ダブレットのキッチュなプリントパーカをポイントにしつつ、モノトーンにまとめているので、全体の印象はクールそのもの。 本人のキャラクターに合ったアクセ使いも洒落ている。
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② 上部のボタンを留めればメリハリが生まれる
香月 優さん(39歳) インナーを見せないアレンジを見せてくれたのが香月さんの着こなし。ポータークラシックのラムレザーのダウンベストは重厚感たっぷりだが、上部分はきっちりボタンを留めることで、シルエットにメリハリを加えている。 タイトな上半身とワイドなボトムスのバランスも好対照。ボリューミーなダウンベストを細見えさせるテクニックとして参考にしたい。
③ 黒のベストとボトムスで“Iライン”を作る
小島健詩さん(34歳) 鮮やかなバーミリオンカラーのスウェットは80年代製チャンピオンのリバースウィーブ。赤を際立たせるために合わせは潔くブラックのみ。途端にモードな質感が生まれる。 着目すべきは、ベストとボトムのカラーをシンクロさせてシルエットにいわゆる“Iライン”を作っているところ。縦のラインを際立たせてすらりと見せてくれるから、低身長な人でもサマになる。
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④ 思い切った派手色をチョイスし、ベストを主役に
内田 匠さん(32歳) おじさんがベストを着ると“マタギ感”が出てしまうのは何故だろう。チェックシャツとダウンベストなど鬼門中の鬼門。「C・W・ニコルってあだ名ついちゃうよ」とビビる方もいるはず。 そんなベスト初心者なら思い切ってこんな潔いビビッドカラーを選べばご覧の通り。カーリーヘアがよく似合う内田さんのキャラクターとも相まってこんなにもポップで現代的に見せることができるのだ。 足元はアメカジっぽさを回避してくれる、ソロヴィエールのレースアップシューズで品良くまとめているのも好印象。
◇ 一見すると分からないほどさり気ないギミックながら、やるとやらないとでは洒落度が違う、三者三様のベストの着こなし。冬コーデの幅を広げるためにも、自分ならではの最適解を見つけて欲しい。
OCEANS編集部