難関大合格者は、3年で4218時間も勉強!一刻も早く勉強し始めるべき7つの理由
難関大学の第一志望合格者は4,218時間 旧帝大や難関国公立、GMARCH・関関同立以上の難関大学合格者のうち、第一志望に合格した人と合格できなかった人の比較結果を、東進さんが毎年発表されています。それによると高校3年間の勉強時間の差は258時間あるとのことです。この差を【合否別 難関大現役受験者の1日あたりの学習時間】にある高3の勉強時間で埋めようとすると、約40日(1か月半)の勉強時間が必要だということでした。 この表で感じてほしいのは、第一志望に合格できていなかったとしても、難関大学の合格者は高校生のうちに、学校の授業以外で勉強時間をしっかり確保しているということです。土日や夏休みも入っていると思いますが、高3の段階で1日6時間32分という数字はほぼ限界の勉強量です。 1月と2月の勉強時間も入っていると思うので正確なことはわかりませんが、合計2,393時間というのは現役生ではほぼ限界の数字です。前述した高校3年生の4月から共通テスト受験日までの合計2,292時間と同じか、それ以上に限界まで勉強しているということ、そしてそれだけでは足りなくて、高2で1,025時間、高1でも800時間勉強するのが難関大学に合格する人の平均なんだということを理解しましょう。
受験勉強を早く始める理由(4) 勉強は簡単に習慣化できない
勉強の習慣が定着するまで平均66日必要という研究結果があります。つまり約2か月間かかります。実際に指導の現場でも、それはよく見られる光景です。高3の部活を6月くらいで引退すると、集中力がMAXではない状態で夏休みに突入し、習慣化されていない状態で1日の勉強時間が長くなるため、集中力が続かずに、夏休み明けに受験相談を受けることもしばしばあります。 勉強を始めようと気持ちを高めても、気持ちを高めて自分を律したとしても、それが当たり前化するまでは苦労するものです。そのため、うちの予備校でも初めの2か月に一番時間をかけて、強制的に自習室に来てもらったり、勉強時間を計測したり、スマホの使用時間を測ったりして、勉強を当たり前にしていきます。この習慣化されるまでの2か月間の集中力や、うまく勉強が進まない期間も考えて、早めに勉強を始める必要があります。