『紀尾井町とんかつ・洋食ひとみ』には、ほぼココでしか食べられない豚がある レジェンドの技で揚げられたとんかつの旨さに驚愕
全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・永田町のとんかつ店『紀尾井町とんかつ・洋食ひとみ』です。 【画像ギャラリー】「揚げ物は蒸し料理」という店主・日向准一さんの揚げの技術
至宝の豚肉×名人技が唯一無二の味を完成させる
これが日向マジックか。いやあ、悔しいほど完璧。それもそのはず、とんかつを部位ごとに楽しませるコース形式を考案するなど業界に新風を吹き込み、数々の人気店を育ててきたレジェンド、日向准一さんが自ら腕を振るっているのだから。 ここはとんかつ&洋食の2本柱という自身の集大成的な店で、看板食材に選んだのが梅山豚などを掛け合わせた四元豚、茨城県岩瀬牧場の「長右衛門豚」だ。 長右衛門豚ロースかつ4980円 自家飼料で長期肥育したそれは香りが極めて良く、味は濃厚。出荷数が少ないため、ほぼこの店でしか味わえない稀有な豚だとか。そんな至宝の肉と名人技が交われば……ご覧ください、黄金の衣、甘美な脂、ロゼの断面に麗しの肉汁がうっすら滲む。揚げている時の重さの変化で火入れを見極め、余熱で蒸らしながら仕上げた旨さはまさにマジック。驚きます。
『紀尾井町とんかつ・洋食ひとみ』
[住所]東京都千代田区紀尾井町1-3東京ガーデンテラス紀尾井町3階 [電話]03-6272-6685 [営業時間]11時半~15時(14時半LO)、17時~22時(21時LO) [休日]無休(年末年始は休み) [交通]地下鉄半蔵門線ほか永田町駅9a出口からすぐ おとなの週末2024年7月号は「下町ぶらグルメ」 撮影/西崎進也、取材/肥田木奈々 ※2024年3月号発売時点の情報です。