現存する会社設立の古いバイクメーカーはどこ?(国内、海外)
海外における最古のバイクメーカー「プジョーモトシクル」。プジョーの歴史は、1810年にフランス東部のエリモンクールで、ジャン=ピエール・プジョーとジャン=フレデリック・プジョー兄弟によって設立された製鉄所から始まります。
当初は鉄鋼製品の製造を主としていましたが、その後、刃物、傘、骨董品、コーヒーミルなど、さまざまな製品を手掛けていきます。 まず1889年、プジョーはパリ万国博覧会で蒸気三輪車を発表し、自動車業界への参入を果たします。そして、1898年にはプジョー初のガソリンエンジン搭載二輪車をパリモーターショーで発表し、本格的にバイク製造事業を開始します。 そして1920年代から1930年代にかけては、オートバイレースで圧倒的な強さを誇った歴史もあります。特に500ccクラスでは、ジョルジュ・カロン選手が計5度の優勝を飾り、プジョーの名を世界に轟かせました。 代表的なモデルとしては、1953年に発売された「S55」が挙げられます。このモデルは、当時としては革新的な技術を搭載しており、高い人気を博しました。 ただ、残念なことに第二次世界大戦後、プジョーは経営難に陥り、1959年にはオートバイ事業から撤退を余儀なくされてしまいます。その後さまざまさまざまな事業を模索しますが、どれも成功に至らず1974年には破産しかけてしまうことに。 しかし1983年にプジョーはオートバイ事業を再開して「SC50」を発売し、これが大ヒット。この成功を足掛かりにプジョーは徐々に業績を回復し、現在では世界有数のバイクメーカーへと成長を遂げました。 現代プジョーのバイクは、スクーターとスポーツバイクの2つのカテゴリーが中心となっています。スクーターはスタイリッシュなデザインと高い走行性能で、特にヨーロッパで高い人気を誇っています。
ちなみに代表的なモデルとしては、ジャンゴやスピードファイトなどが挙げられます。そしてスポーツバイクは、伝統的なフランスデザインと最新技術を融合させたモデルが特徴です。また近年では、環境性能にも配慮した電動バイクの開発にも力を入れています。 ※ ※ ※ カワサキとプジョーは、それぞれ異なる歴史を歩んできた老舗バイクメーカーです。カワサキは挑戦と革新の精神で、プジョーは伝統と技術力で世界中のライダーを魅了し続けています。これからも二つのメーカーから目が離せません。
Peacock Blue K.K.