蒸し暑さと激しい雷雨 土砂災害や河川の増水など注意・警戒を 週末にかけても不安定
きょう(火)も東海から西日本で、35℃以上の猛烈な暑さとなる見込み。関東から東北にかけても、かなり蒸し暑くなる所が多そうだ。また、全国的に大気の不安定な状態が続き、午後は山沿いや内陸を中心に、局地的に激しい雷雨となる見込み。落雷や竜巻などの激しい突風、土砂災害などに注意・警戒が必要となる。
まずは熱中症に警戒
けさの最低気温は、西日本の沿岸部で28℃前後、関東南部などがそれに次ぐ値で、朝から蒸し暑い地域が多くなっている。昼過ぎにかけては、東海から西で35℃以上、近畿や九州北部は38℃前後まで上がる所がある見込み。熊本や日田(大分)は16日連続、名古屋と京都は13日連続の猛暑日となりそうだ。
関東甲信や北陸、東北は雲が多めで、きのうより気温の低い所もあるが、それでも30℃を上回る所が多い見通し。湿気を多く含んだ空気で汗をかきやすく、実際の気温以上に不快に感じられそうだ。なお、今夜以降もあまり気温の下がらない地域が多く、とくに東海から西は、かなり寝苦しい状態が続く見込み。
天気安定しない
気温上昇や湿った空気の流れ込みで、大気の状態が不安定となるため、今夜にかけては雷雲の急発達に注意が必要となる。全国的に雷雨が起こりやすいが、とくに関東甲信や東北南部は山沿いを中心に、前が見えづらいほどの雨の降り方となる所がある見込み。道路が水に浸かったり、小さな川はたちまち流れが強まるので注意が必要だ。
関東甲信や東北南部は、今夜以降も雷雲の発生する所があり、あす7日(水)朝の通勤時間帯は、思った以上に傘が活躍するかもしれない。なお、あす(水)の午後は再び、東・北日本を中心に雷雨となる所があるため、一日を通して空模様が気になる地域が多そうだ。太平洋側は週の後半にかけても、山沿いや内陸を中心に雷雲が発達しやすい見込み。 (気象予報士・高橋和也)