使えねーな…部下をロッカーに閉じ込めた上司、依願退職へ 「余計な報告ばかりしてくるんじゃねー」と威圧的な49歳、膝蹴りして「場を和ませようかと」
部下に対して威圧的に叱ったり、暴行するなどのパワーハラスメントをしたとして、埼玉県警は25日、県警本部組織犯罪対策(組対)1課の男性警部(49)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。男性警部は同日付で依願退職した。 立腹…たらこパスタ好きな消防士、食べられず後輩に暴行 ラップミスし絶句した後輩の頭、床にたたきつける
県警監察官室によると、男性警部は4~10月下旬ごろの間、捜査班が設置されていた警察署の事務室や捜査車両内で、同課の40代の男性警部補に対して「使えねーな、余計な報告ばかりしてくるんじゃねー」などと威圧的に叱ったり、膝蹴りや掃除用のロッカーに閉じ込めるなどした。また、30代の男性巡査部長に対しても暴力行為をした。 10月にパワハラを知った警察官が、上司に「日常的にパワハラが行われている」と相談し発覚。男性警部は県警の聞き取りに「申し訳ない」と行為を認め、叱ったことは「カッとなってしまった」、暴力行為は「ちょっかいを出して場を和ませるつもりだった」などと話しているという。 県警監察官室の三浦孝一首席監察官は「警部という階級にある者の職責に対する自覚をなお一層促すなど、指導教養を徹底し再発防止に努めたい」とコメントした。