「常に多くの犯罪と銃、社会不安に直面していた」安住の地求めて世界を巡り辿り着いた『日本のふるさと・遠野』アメリカ人タブラ奏者の選択とは?
(タイ・バーホーさん) 「私はワサビが好きで、遠野が産地だと聞いていたので食事がてら立ち寄りました。私はすぐに自然から特別なエネルギーを感じ始めました。とても神秘的な体験でした」 探し求めていた安住の地に巡り合ったバーホーさんは遠野への移住を決意し、ワシントンの家を売り、2月に家族で遠野に引っ越しました。 (タイ・バーホーさん) 「準備の時から遠野の人々はとても親切に助けてくれました」 「なぜ遠野なのか」と多くの人からよく尋ねられるといいます。 (タイ・バーホーさん) 「遠野は美しい自然、穏やかで本物のコミュニティーがあり、そして伝統的な音楽と芸術がある。子どもたちが安全に過ごし、年長者から知恵を授りながら自分も成長できる場所です。そういったことを大切にする私のような人間にとって、遠野でなくてはなりませんでした」 バーホーさんの思いの根底には「人は自然の一部である」という世界観があります。 (タイ・バーホーさん) 「大地から自然が生まれ自然から人が生まれました。自然に寄り添って生きる人々の間では深く長く受け継がれる伝統や、知恵という宝が育まれます」 バーホーさんは遠野の自然と人々が紡いできた「宝」に感謝しています。
IBC岩手放送