【ソフトバンク】3位指名の富士大・安徳駿投手が入団合意…地元福岡で母に「投げるところを見せたい」
ドラフト会議でソフトバンク3位指名を受けた富士大・安徳駿投手(22)が28日、宮城・仙台市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金6000万円、年俸1000万円で合意した(金額は推定)。プロの舞台で母・文子さん(44)ら地元・福岡の知り合いにプレーする姿を見せる。 岩手での4年間では果たせなかった“夢”をかなえる。文子さんは福岡に住んでいるため、「大学時代は投げるところを見せられなかった。今度は近くにいるので(みずほペイペイ)ドームで投げるところを見せたい」と安徳。今月の明治神宮大会も一つ勝てば生観戦する予定だったが、初戦敗退に終わった。今度こそ、母が見守る前で力投する。 ドラフト会議終了後、地元の知り合いから「おめでとう」、「おごってね」などと連絡がきたことを明かした安徳は「見に行くよ、とも言われた。頑張っているところを見てほしい」。岩手でプロ入りするまで成長した姿を、慣れ親しんだ福岡の地で披露する。 (有吉 広紀) ◆安徳 駿(あんとく・しゅん)2002年5月18日、福岡県生まれ。22歳。江南中では久留米ベースボールクラブでプレー。久留米商から富士大に進み、3年春にリーグ戦デビュー。全国大会は3年春の全日本大学選手権、同年秋の明治神宮大会に登板。最速152キロ。178センチ、78キロ。右投右打。
報知新聞社