中日ドラ1・金丸夢斗はスロースターター宣言「背伸びしすぎずいつもどおりやっていく」 すでに名古屋グルメも満喫
【球界ここだけの話】中日からドラフト1位指名され、仮契約を結んだ最速154キロ左腕・金丸夢斗投手(21、関大)。今は自身の誕生日でもある2月1日のキャンプインに向けて、体のリフレッシュに専念している。 4日、芦屋市の名門ホテル「ホテル竹園芦屋」で仮契約を交わした後、出席した松永スカウト部長、音重鎮チーフスカウト、山本将道スカウトらと館内の系列レストランで神戸牛・但馬牛のしゃぶしゃぶを堪能しながら球界の先輩の言葉に熱心に耳を傾けた。 「今は無理することなく、しっかりと体を休めて、万全の状態でキャンプを迎えられるようにという話をしていただいた」 今春から腰痛を抱えており、秋季リーグは負担軽減のために先発ではなく、短いイニングのリリーフに回った。腰の状態は「だいぶ違和感も取れて感覚的によくなってきている」といい、回復を最優先させ、現在は激しい運動を控えて回旋動作の少ないランニングなどのトレーニングを継続中だ。 1月には同期の新入団選手たちと新人合同自主トレを行うが「体と相談しながら、あまり背伸びをしすぎずにいつも通りやっていくよう意識してやっていきたい」とマイペースでじっくり準備を進めていく考えだ。 松永スカウトは「今年のドラフトの選手の中でスピード、コントロールなど含め完成度の高さはトップ。体が万全でマウンドに立てれば、投げていける力があるのはわかっている」と、1年目からチームに貢献できる即戦力と高く評価する。最も避けるべきは、焦って動いて逆に腰のコンディションを後退させてしまうこと。しゃかりきになって投球練習再開を急ぐ必要はないと助言した。 金丸もそれは心得ており、今は家族のほか地元・神戸や関大の仲間との交遊時間を大切にすることを重視。11月には両親らとホームタウンとなる名古屋市内を観光をし、ひつまぶしや味噌煮込みうどんなど定番グルメを楽しむなど、新たな環境に順応する準備をしているところだ。はじめて訪れた名古屋を「にぎやかだな、ということと、ご飯がおいしいなと思った」と印象は上々。まずは慌てず、焦らず新天地に染まっていく。