【バスケ】アグレッシブさが「足りていない」 今季初4連敗のアルバルク東京 小酒部泰暉が警鐘
Bリーグ1部(B1)は1月4日、5日の両日、各地でレギュラーシーズンの第16節が行われ、中地区2位のアルバルク東京はホームの国立代々木競技場 代々木第一体育館で同地区4位のサンロッカーズ渋谷と対戦した。 第1戦ではレオナルド・メインデルの先制点でスタートするも、直後からSR渋谷に大きく引き離されてしまう。しかし、スタートメンバーを中心に徐々に点差を詰めると、前半を34-38で折り返す。後半はリバウンドなどでSR渋谷の得点を抑えたものの、ミスマッチを突かれての得点やテーブス海の欠場も影響し、56-69で敗戦となった。 翌第2戦では、SR渋谷の高さを生かした攻撃に手を焼いたものの、福澤晃平や安藤周人の3ポイントシュートで流れを渡さず、インサイドでもタフショットを確実に決めていく。34-37と3点ビハインドで迎えた後半、シーソーゲームの展開の中、第4Q終盤にメインデルの得点で1点差まで迫ったが、あと一歩及ばず。63-65で今シーズン初の4連敗となった。 第2戦では、ベンチスタートのアルトゥーラス・グダイティスが14得点12リバウンドのダブルダブル、メインデルが13得点6リバウンド、セバスチャン・サイズが10得点6リバウンドを記録した。4連敗を喫したA東京は、第16節を終えた時点で20勝8敗とし、同地区3位のシーホース三河と勝敗数が同じながら得失点差で上回っており、地区2位をキープしている。8日にアウェイで天皇杯クォーターファイナルを千葉ジェッツと戦い、その後は11日と12日にホームで同地区の名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎える。 第2戦後の記者会見では、デイニアス・アドマイティスHCと小酒部泰暉、岡本飛竜が記者の質問に答えた。
デイニアス・アドマイティスHCのSR渋谷戦後のコメント
ーSR渋谷戦・第2戦の総括 今日(第2戦)一番大事なところは、我々としては昨日(第1戦)ひとつ負けて今日の第2戦に入りましたので、フィジカル面とエネルギー面、特にディフェンス面では今日改善してよくなってたゲーム内容だと思います。ただし、4Qの勝負どころでファウルで止めるべきところがあったんですが、しっかり止められなかったところもあります。そういった細かいディテールの部分だと思いますが、そういったところが勝敗というか、敗戦に繋がったところだと、悔やまれますが感じています。ただし、今後我々のチームが向上していくためには、この今日みたいなエネルギー、フィジカル面が必要になってきますので、それは1つプラス材料かなと思います。 それと同時にフリースロー(成功率)が59パーセントと非常に確率が悪く、3ポイントの確率も11パーセントと、この2つの部分で2点差という最終的に負けた結果なんですが、ここの確率をいかに今後の試合であげていくことが大事になってくると感じています。 ーテーブス海の欠場がチームにどう影響しているか やはり海選手がプレーできないというのは、我々のチームにとって影響は大きいと感じています。ディフェンス面に関しましても、小酒部選手とかがポイントガードをプレーする時間帯も少し増えていますし、昨日は1Qと3Q、非常に入りが良くないと感じておりました。ただし、そういった部分は1人の選手が怪我で脱落してるケースだと全員がこの穴を埋めることが必要だと思います。少し苦しい状況は確かです。その中でも細かいディテール、パスであったり、オフェンスのタイミングだったり、こういったところが若干ずれてる感じがしますので、そういったところは段階を踏んでから、そういったところをいかにチームで支え合って乗り越えていくことが必要だと思います。その中でも、状況判断が悪い場面がかなり目立ってしまいますが、もちろん海選手がいない中なので、全員でカバーするしかないと感じています。