佐々木朗希代理人、パドレスは「真剣に検討するチーム」…鍵を握るダルビッシュ有の存在、監督「日本選手はユウに敬意を抱いている」
佐々木朗希の代理人を務めるジュエル・ウルフ氏は10日、ダルビッシュ有投手の憧れを考慮すると、パドレスは移籍先としてどうかという記者の問いに「パドレスは、彼が真剣に検討するチームだろう。ダルビッシュとの関係は、2人の間のプライベートなこと。それが彼の決断にどれほど影響を与えるかは、これから見極める必要がある」と語った。 佐々木の契約を巡っては、昨年のWBCで侍ジャパンの精神的支柱だったダルビッシュ有投手の存在が、佐々木のパドレス行きを後押しするのではとの見方がある。ウルフ氏はダルビッシュの代理人も務めている「昨日、ユウと話をした。その内容は言えないが…」と語った。 9日にパドレスのマイク・シルト監督は、ダルビッシュが佐々木との交渉に加わるかと聞かれ、「日本の選手がダルビッシュに敬意を抱いているのは間違いない。ユウは(交渉に)どの程度かはわからないが、関わるだろう。彼ができることをやってくれると確信している」と語り、佐々木獲得をアピールしていた。 ウルフ氏によれば、来週から各球団と面談を始める予定。今は各球団とコンタクトを取り、資料を送ってもらう段階で、既に「20球団以上」から連絡が来たという。「大都市圏ではないチームも考慮している」と話しているが、多くの米メディアはドジャースとパドレスを有力球団に挙げている。 佐々木は既に渡米。来週中に1次面談を行い、その後、日本に帰国。来年1月に再渡米し、球団を絞りながら2次面談などを行う。それぞれの本拠地にも出向く可能性がある。ウルフ氏は契約締結の期間として、「来年の1月15日(現地時間)から(交渉期限の)同23日までの間になるだろう」とした。
中日スポーツ