ヤクルトのユニホームに袖をとおし、決意をあらたにする茂木栄五郎（カメラ・竹松　明季）

　楽天から国内ＦＡ権を行使してヤクルトへ移籍した茂木栄五郎内野手が１０日、都内の球団事務所で入団会見に臨んだ。２年契約で年俸は７０００万円プラス出来高（推定）とみられる。 　背番号８の真新しいユニホームに袖を通した茂木は「楽天イーグルスの関係者、ファンの皆様にはとても感謝しています」と古巣への惜別の言葉を送った上で「僕のことを評価していただいたヤクルトスワローズさんにとても感謝してしますし、来年活躍した姿を見せて優勝に貢献できたら」と抱負を口にした。 　茂木は今季こそ４６試合出場にとどまったが、１９年には１４１試合に出場するなどレギュラーとして活躍。主砲の村上が来オフにメジャーへ挑戦することが濃厚とあって、内野の層を厚くしたいヤクルトにとっては内野の全ポジションを守れる茂木の加入は心強い限りだ。伊東編成部長は「入団からのショートを守っている姿、チャンスに強い打撃、長打力というところで今後、パンチ力のある打撃を生かしてレギュラーを取ってくれるのでは」と期待を寄せた。「もちろんレギュラーを取りにいきますし、その中で与えられたところでしっかり結果を残せるようにしっかり準備したい」と茂木。早大時代「声援がものすごい大きい印象がある」という神宮でファンの大声援を味方につけてレギュラー奪取を狙う。