ついに慶應経済学部も推薦導入! 大学一般入試の枠が減り続ける今、中学受験に挑む親子の選択が激変!?
大学付属校人気は続いている?
また、大学付属・系属校はどうでしょうか? まずは2026年に明治大学の系列校となり共学化、学校名を「明治大学付属世田谷」に変更する日本学園。 発表後の2023年度入試では定員70名のところに、388人が応募し、実質倍率4.7倍の高倍率となりました。 今年はその高倍率から敬遠する流れもあったものの、志願者306名、実質倍率3倍と、依然として厳しい入試になりました。 女子校では香蘭女学校が、それまでの立教大学への推薦枠が97人から学年ほぼ全員の160人に増えると発表し、話題に。 発表前の2023年度入試も第1回入試が実質倍率2.9倍、第2回が4.5倍と高倍率だったのにもかかわらず、今年はさらに3.4倍、5.4倍とこちらも厳しい入試になりました。 また、私のインスタグラムで、フォロワーさんにアンケートをとってみたところ、志望校選びにおいて、「大学付属校・系属校であることが、一番の優先事項」と回答された方が、全体の11%(42票)、「一番ではないが、優先度は高い」と回答された方が38%(149票)と、あわせて約半数の方が、付属校や系属校を志望校選びにおいて重視していることがわかりました。
大学付属校を選ばない理由
一方、先ほどのアンケートで、22%の方(88票)は「付属校でないほうがいい」と回答されています。 「子供の将来の選択肢が狭まりそう」 「親の私が勝手に大学を決めることは気が引ける・・・」 「希望の学部に進学できる保証がない」 「勉強しなくなりそう」 など、さまざまな意見があがりました。 上記のようにメリット・デメリットのある付属校ですが、かくゆう我が家も中学受験をし、長男が付属校・次男が進学校に入学しました。 そして思っていた以上に両者での学校生活が大きく違い、 「一般選抜が減るらしい!」 「大学受験が厳しくなる!」という理由のみで付属校を選ぶのではなく、子どもの性格や家庭の教育方針、将来どんな大人になりたいのか(なって欲しいのか)など、様々な観点から志望校を選ぶ必要があるなぁと改めて思いました。 皆さんは、大学付属・系列校と、独立した進学校、それぞれのメリット・デメリットをどのように感じ、志望校を選びますか?ご意見お聞かせください。 【Profile】ねね(@nene_juken_) 中学、高校、大学生の3人のママ。学生時代の塾講師と家庭教師の経験を生かして出産後は幼児教育にコミット。その後、子ども3人の中学受験の経験をインスタグラムにて発信、年間500件のお悩みに回答。慶應義塾大学文学部、教育学専攻。現在はプロ家庭教師として活動中。