中秋節連休の消費促進へ 韓国政府が具体策発表
【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部は28日、経済関係閣僚会議を開き、秋夕(中秋節、今年は9月17日)連休の消費促進に向けた「秋夕民生安定対策」を実施すると発表した。 ◇伝統市場支出額・下半期所得増加分 控除率引き上げへ 政府は今年下半期の消費を下支えする税制支援策として、伝統市場で支払った金額に対する所得控除率を一時的に引き上げる。 クレジットカードなどの利用額が年間総給与額の25%を超過する場合、クレジットカード・伝統市場・公共交通機関での支出額の一定部分が勤労所得から控除されるが、このうち伝統市場での支出については下半期の控除率を現行の40%から80%まで引き上げる。 これらを含む税法改正案が国会で可決されれば、今年のクレジットカード利用額の増加分と伝統市場での支出額に対する所得控除率が上がることになる。 ◇宿泊クーポン50万枚配布 高速道路通行料・空港駐車料は無料に 首都圏以外の宿泊施設で11月末まで宿泊料金が割引になるクーポンも50万枚配布する。 道路利用料や駐車料金も無料になる。 秋夕の連休期間の9月15~18日は高速道路通行料が免除される。 同月13~18日に高速鉄道を利用して地方からソウルに向かう場合は料金を30~40%割り引き、人口減少地域の鉄道商品を利用する際は50%割引とする。 同月14~18日に国内航空便を利用する搭乗客を対象に空港駐車場の利用料金を免除するほか、沿岸旅客ターミナルの利用料と駐車料金も免除する。 自治体や公共機関の駐車場を開放するほか、小中高校の運動場なども駐車場として無料開放するよう促す。 ◇旧大統領府の夜間観覧実施 国家遺産・美術館を無料開放 観光地も新たに開放し、入場料を免除する。 大統領の公邸や執務室などが置かれていた旧大統領府「青瓦台」では9月14~18日まで夜間観覧を実施する。国家遺産や美術館は無料開放する。 同期間に国立公園直営駐車場の利用料も免除される。9月16~18日には国立自然休養林の入場料も無料になる。 外国人観光客の誘致のため、国内最大規模のショッピングイベント「コリアセールフェスタ」と連携した「コリアデューティーフリーフェスタ」も開催する。 中国・日本・台湾など東アジア路線を中心に、下半期の国際航空路線を25%以上増便できるよう支援する。 ◇伝統市場商品券の購入限度額引き上げ セールイベント開催 消費促進のため、伝統市場で使える「オンヌリ商品券」の活用も促す。 来月1か月間、オンヌリ商品券の紙タイプの購入限度額を150万ウォン(約16万2500円)から200万ウォンに引き上げる。 セールイベントも相次いで開催し、9月には中小企業や小規模事業者の製品消費を促進する「同行祭り」、9~10月に秋の定期セール、11月にコリアセールフェスタ、12月に同行祭りを開催し、消費ムードを高める。 政府は秋夕前に公共機関で経営評価に応じた成果給を支給し、休暇取得を奨励して消費促進を後押しする計画だ。
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