ウクライナ「北朝鮮軍、60ミリ迫撃砲とRPG-7で武装…7000人を戦線に配置」
ロシアに派兵された北朝鮮軍が60ミリ迫撃砲とフェニックス対戦車誘導ミサイル(ATGM)、夜間透視鏡などの兵器で武装したとウクライナ情報当局が主張した。 【写真】ウクライナが戦場で回収した北朝鮮製武器 ウクライナ国防情報局(DIU)は2日(現地時間)、「ロシア軍はウクライナ戦争に投入された北朝鮮軍兵士に60ミリ迫撃砲、AK-12小銃、RPK/PKM機関銃、SVD/SVF狙撃銃、フェニックスATGM、携帯対戦車擲弾発射器(RPG-7)などを提供した」と明らかにした。 また、夜間透視鏡、熱画像カメラ、分光照準器、望遠鏡なども提供したと伝えた。 DIUは「7000人以上の北朝鮮軍がロシア海岸地域からウクライナ近隣地域に配置された」として「彼らはロシア航空宇宙軍の軍用輸送機少なくとも28台の支援を受けて戦線に移動した」と発表した。しかし、DIUは具体的な証拠や情況については明らかにしなかった。 ゼレンスキー大統領も同日、テレグラムを通じて「米国、英国、フランスは(ウクライナを助けずに)見守っているだけだ」とし、「いずれも北朝鮮軍がウクライナ軍を攻撃するまで対岸の火事のように考えている」と懸念を示した。 ゼレンスキー大統領は「ウクライナは北朝鮮軍の位置を知っており、これを先制打撃することができる」としながらも「しかし西側が提供したミサイルでロシア本土を打撃できるように許可しない限り、ウクライナは何もできない」と述べた。 ロシア国家安保会議のドミトリー・メドベージェフ副議長は2日、ロシアメディアRTとのインタビューで「米国の次期指導者が今のようにウクライナ戦に油を注ぎ続けるなら、それは地獄に行く選択になるだろう」とし「それは第3次世界大戦に行く道」と脅しをかけた。