アルプスアルパイン、「CES 2025」で自動車&ゲーム向け最新センサー技術を披露へ
アルプスアルパインは、米国ラスベガスで1月7日に開幕する「CES 2025」に出展すると発表した。同社は、自動車産業やゲーム業界向けの最新センサー技術を披露する予定だ。 1A1M形マルチユースミリ波レーダーセンサーもそのひとつだ。この製品は、優れた堅牢構造と耐環境性を誇り、様々な場面で活躍する。段ボール箱の内容物やポリタンク内の液面など、反射の弱い物体を透過して複数の対象との距離を同時に検知することが可能だ。さらに、水蒸気や粉塵などの環境下でも高精度な検知が可能という特長を持つ。 また、Bluetooth通信に対応しており、パソコン画面でセンサーの設定やモニタリングが可能だ。これにより、様々な産業分野での応用が期待される。 もう一つの新製品は、感触可変スイッチだ。この製品は、磁気とセンサーの技術により、感触とON時点の押し込み量の変更の両方を兼ね備えている。特にアミューズメント市場向けに開発されたこの技術は、ユーザー個人の好みに合わせた操作感を実現するだけでなく、ゲームのシーンに応じた操作の感触を可能にする。 アルプスアルパインは、今回のCES出展を通じて、最先端技術を世界に向けて発信し、自動車産業やゲーム業界における新たな可能性を提示していく。
レスポンス 森脇稔