友人の結婚式に参列します。「華やかにしたいから、黒のドレスはやめてほしい」と言われたのですが、新しいドレスを買う必要があるなら、その分「ご祝儀」を少なくしても問題ないでしょうか?
新郎新婦の幸せな門出をお祝いする結婚式。最近では結婚式の自由度が高く、ゲストにドレスコードを指定するスタイルも増えているようです。ゲストが着るお呼ばれドレスの色を指定することで結婚式に統一感が出る、挙式がより華やかになるといったメリットがあります。 ▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反? しかし、招かれた側にとっては、ドレスコードに沿った衣装を用意する準備が大変ではあります。 新郎新婦側の希望でドレスを新調する場合、ご祝儀からドレスにかかったお金を引くことは非常識なことなのでしょうか?
結婚式に黒のドレスを着ても良いの?
一般的に白色は花嫁の色と言われ、新婦以外は結婚式では控えるのがマナーです。では黒いドレスはどうなのでしょうか? 結婚式のお呼ばれドレスに黒を選ぶことは、マナー違反ではありません。ただし、黒いストッキングと合わせるなど全身黒で結婚式に参列することは、お葬式を連想させるためNGと言われています。全身黒でなければ、黒いドレスで結婚式に参列するのは、マナー違反ではありません。 黒色はフォーマルな印象が強く使いやすいと人気の色ですが、地味になりがちです。結婚式で、ゲストには華やかな明るい色のドレスを着てほしいと思う新郎新婦もいるようです。質問にあるように、新郎新婦側から服装の指定がある場合、黒色は避けたほうが無難でしょう。
ご祝儀が2万円は非常識?
友人の結婚式で包むご祝儀の相場は、3万円です。しかし、状況によっては3万円を包むのが難しい場合もあるでしょう。経済的に厳しく3万円を包めない場合は、2万円でも問題ないようです。 新郎新婦は、ゲスト1人をもてなすのに一般的に2万円ほどのお金をかけているとされています。そうすると、ご祝儀3万円の内訳は、2万円がおもてなしにかかる費用、1万円がお祝いのお金と考えられるからです。 結婚式に参列するため1万円のドレスを購入し、金銭面で厳しくなったのであれば、ご祝儀が2万円でも非常識にはならないでしょう。 ご祝儀に2万円を包む場合は、新郎新婦が縁起を気にするタイプであれば1万円札1枚と5000円札2枚にして、お札の枚数が奇数になるようにするのがおすすめです。もっとも、最近はお札が2枚でペアという考え方から、偶数でも気にしない人も増えています。