春高バレー 大分南、大垣日大に快勝で初の3回戦進出 エースの水田凰雅「今までで一番良い試合になった」
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第2日(6日、東京体育館)男女の2回戦が行われ、男子の大分南が今大会最長ブランクとなる33年ぶり出場の大垣日大(岐阜)に2-0のストレート勝ちした。5日の1回戦で徳島科学技術に完勝し、6年ぶりに初戦を突破。勢いに乗って初の3回戦に進出した。7日は目標の8強入りをかけ、春高3連覇を目指している優勝候補筆頭の駿台学園(東京)と対戦する。 第1セットを25-18で奪うと、第2セットも3-5からの5連続得点などで取り切った。エースの水田(すいた)凰雅(3年)を中心に多彩な攻撃で大垣日大を寄せ付けなかった。身長181センチながら最高到達点は高校生トップクラスの340センチという驚異のジャンプ力を持つ水田は「一人一人の良さが出ていて、今までで一番良い試合になったと思います」とこのチームでのベストゲームになったと納得の表情だった。 3回戦では王者の駿台学園と初めて対戦する。自宅で重りを持って椅子を跳び越えるトレーニングをするなどしてジャンプ力を鍛えたという大砲は「楽しみです。(駿台学園は)高いので、ブロックを利用する形をとらないといけない。スパイクが得意なので、少しでも多く点を取れるように頑張りたい」と武者震いした。卒業後は中国大学リーグ1部の東亜大に進学し、SVリーガーを目指すつもりで「いい経験をさせていただいている」と大物感を漂わせた。(尾﨑陽介)