コミュニケーション能力を活かせる仕事!…営業職「ルート営業」の魅力とは?
ルート営業のメリット
まずは、ルート営業として働くメリットを紹介します。 <売上につながりやすい> ルート営業のメリットの一つは、営業活動が売上につながりやすいことです。 新規開拓営業では、まだ信頼関係が構築されていない相手とやり取りを行う必要があります。自社商品やサービスの魅力を伝えるには、根気よくコミュニケーションを取らなければなりません。 一方、ルート営業では既存の顧客を対象とするため、既に信頼関係が構築された状態から取引が始まります。顧客に話を聞いてもらいやすく、スムーズに営業でき、売上につながる成果を出しやすいのがメリットです。 <目標が厳しくない傾向にある> 営業職には、一定の目標を課す企業がほとんどです。目標は個人の成果だけでなく、企業の売上にも直結するため、達成できなければ給与に影響が出ることもあります。 ルート営業も営業職の一種なので、一定の目標を課されるケースも少なくありません。しかし、新規開拓の営業職に比べると、目標は厳しくない傾向にあります。 企業によっては「目標は現状維持」という方針を採用している場合もあります。 <スケジュールをたてやすい> 一日の勤務予定を立てやすく、仕事とプライベートを両立しやすいのも、ルート営業のメリットです。 ルート営業では、既存の顧客を定期的に訪問し、アフターフォローや新商品の提案などを行います。 顧客はおもに法人で「〇曜日の〇時に〇〇に訪問」といったようにスケジュールが決まっているケースがほとんどです。法人の営業時間内にスケジュールをたてるので、残業も少ない傾向にあります。
ルート営業を行う際に知っておきたい注意点
働くメリットの多いルート営業ですが、知っておきたい注意点もあります。 <業務がマンネリ化しやすい> ルート営業は、既存顧客の訪問やアフターフォローがメインです。新規開拓営業のように、飛び込み営業やテレアポなどで新たな顧客と出会う機会が少なく、業務がマンネリ化しやすい側面があります。 また、新商品や新サービスは頻繁に登場するわけではないので、基本的には訪問とアフターフォローがおもな業務となります。業務がルーティン化し、モチベーションの低下を招く恐れもあります。 <年収アップにつながりにくい> 営業職の年収は、成果に左右されやすい側面があります。新規開拓営業の場合、ノルマが厳しい一方で、成果を出せば給与に反映されます。それなりのインセンティブを得られることもあるでしょう。 しかし、ルート営業は、新規開拓営業に比べてノルマが低い、またはないのが一般的です。売上を増やしても、新規開拓営業のような報酬の増加にはならず、わずかな増加にとどまるため、年収アップにつながりにくいとされています。 <顧客と会社の板挟みでストレスを抱えやすい> ルート影響が「つらい」と言われる理由の一つは、顧客と会社の板挟みになり、ストレスを抱えやすいためです。 ルート営業は顧客のニーズを理解し、自社の商品やサービスで課題を解決する役割も担います。しかし、顧客の要望と会社の要求が一致しない場合があります。 会社から新商品や新サービスの契約を促される一方で、顧客の要望に完全に応えることができないときは板挟みになり、強いストレスを感じることがあります。