20歳以下最終戦 激闘制し逆転勝利で決勝進出 ティエン「言葉にできない」<男子テニス>
20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ
男子テニスの20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ(サウジアラビア/ジッダ、ハード)は21日、準決勝が行われ、第5シードのL・ティエン(アメリカ)が第2シードのA・ミケルセン(アメリカ)を2-4, 4-2, 1-4, 4-0, 4-1の逆転で下し、決勝進出を果たした。 【錦織圭 急遽出場で世界6位と対戦】 同大会は20歳以下の選手で年間の獲得ポイント上位8選手が出場する大会。4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。試合形式は4ゲーム制の5セットマッチでゲームはノーアドバンテージ方式。40-40になったらサービス側がサイドを選択できる。 準決勝の第1セット、ティエンは第6ゲームでミケルセンに初のブレークを許し先行された。第2セットではティエンが第3ゲームで初のブレークを奪いそのままセットを獲得しイーブンに。第3セットではミケルセンに再びブレークを許しセットカウント1-2となる。 それでも第4セットでは2度のブレークを奪ったティエンがセットを奪いファイナルセットに突入。迎えたファイナルセットでは第2ゲームでブレークを奪ったティエンがそのまま3本目のマッチポイントを取り切り1時間35分で勝利を収めた。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはティエンのコメントが掲載されている。 「今は言葉にできない。この勝利は本当に嬉しいけれど、相手が彼(ミケルセン)だったことは複雑な気持ちだった。でも、それが試合というもの。コートに出て彼がネットの向こう側にいるのを見た瞬間、思わず笑みがこぼれた。でも、勝ち切れたことが本当に嬉しいし、自分でも良いプレーができたと思う」 勝利したティエンは決勝戦で第8シードのJ・フォンセカ(ブラジル)と対戦する。フォンセカは準決勝で第6シードのL・ヴァン・アッシュ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。