まるがめ72周年でG1優勝した吉田裕平（撮影・成瀬　徹）

　ボートレース福岡の開設71周年記念「G1福岡チャンピオンカップ」が8日に開幕する。 　2節前のまるがめ72周年記念でG1初優勝を達成した吉田裕平（28＝愛知）が、得意水面で躍動する。 　「まるがめは凄く出ていた。運で獲れたとしか思っていない。2回目を獲ってからだと思っています」 　2022年12月6日の下関68周年記念でG1初の優勝戦進出を果たし、SG初出場だった昨年10月24～29日の蒲郡ダービーでいきなり6強入りして3着と大仕事。新期適用勝率は自己新を大幅に更新する7.66。自身が思っている以上の強さが数字にも表れている。 　「ここ2、3年の経験が凄く大きかった。気持ちの面で成長できている。でも実力は伴っていない。まるがめを獲った時は池田浩二さんが“本当にめでたい”と言ってくれて凄く喜んでくれた。うれしかった」 　どこまでも自分に辛口。身近に池田らスター選手が多くいるのもあるだろう。 　当地は昨年12月10～15日の「にっぽん未来プロジェクト競走in福岡」、今年9月6～11日のG3「アビスパ福岡杯」で2節連続優勝中。今回も前検1番時計の6秒74をマークした。 　「ペラを叩いて行き足や伸びがいいって言ってもらった。前検からそういうのはあまりない。大事にしたい。そういう意味も含めてここは相性がいいと思う」 　“2回目”がすぐにでもありそうな雰囲気。ノリノリ男が初日2走（1号艇の2Rと3号艇の10R）から全開だ。