【あの日のスタメン】阿部慎之助監督のデビュー戦 2001年3月30日 今季開幕と同じ阪神戦【プロ野球はいよいよ開幕】
プロ野球・巨人の阿部慎之助監督(以下、選手)が選手としてのデビューを飾ったのは、2001年3月30日の開幕戦でした。 2回、4番の松井秀喜選手が内野安打で出塁すると、続く清原和博選手がフォアボールを選びます。江藤智選手のタイムリーで松井選手がかえって、1-0としたところで、清水隆行選手がバントで1アウト2、3塁に。 ここで打席に入ったのが阿部選手。阪神の先発、星野伸之投手の投じたボールを右中間にはじき返します。これで2人がかえると、2塁上で控えめにガッツポーズをして見せた阿部選手。これには解説の江川卓さんも「普通の新人じゃないですよね」とお褒めの言葉をかけていました。 さらに3回、ランナー2、3塁の場面でセンターに抜けるシングルヒットを放つと、2点を追加。 その後は、4回に阪神の矢野輝弘選手に2ランを献上するも、5回に高橋由伸選手が3ランを放つなど乱打戦の様相に。さらに、8回には清水選手が満塁ホームランを放ち、長嶋監督にも笑顔が。試合は17-3で巨人が勝ちました。 ヒーローインタビューに呼ばれた阿部選手は「一生懸命やるだけだったんで」と新人らしい受け答え。「無我夢中でやっていたんで、結果がついてきてよかったです」と笑顔を見せました。 ▽阪神のスタメン 1(左)平下晃司 2(中)上坂太一郎 3(右)坪井智哉 4(一)クルーズ 5(三)ペレス 6(捕)矢野輝弘 7(二)今岡誠 8(遊)沖原佳典 9(投)星野伸之 ▽2001年のセ・リーグ順位 1.ヤクルト 2.巨人 3.横浜 4.広島 5.中日 6.阪神