MVPはリッチー・モウンガ、新人賞は高本幹也。ベスト15はフレッシュな顔ぶれに。リーグワンアワード
ディビジョン2のMVPには、浦安D-Rocksの優勝とディビジョン1への昇格に貢献したWTB(ウィング)石井魁が初受賞。石井はディビジョン2の最多トライゲッターにも選ばれた。「大変うれしく思いますが、私の1人の力ではなく、チームの力だと思います。来季はディビジョン1で、激しい試合が続くと思いますが、この賞に恥じないように頑張ります」。
新人賞にはディシジョン1でリーグ戦、プレーオフの全試合に出場し、東京サントリーサンゴリアスの3位入賞に寄与したSO(スタンドオフ)高本幹也(帝京大学出身)が選ばれた。「目標は全試合出場しての優勝でした。優勝はできなかったが、全試合出場できました。来季は優勝できるように頑張りたい」。
そして、注目のディビジョン1のMVPには、1年目で東芝ブレイブルーパスを優勝に導いたSO(スタンドオフ)リッチー・モウンガが選出された。モウンガは選手が選ぶプレーヤー・オブ・ザ・シーズン、「ベスト15」、さらにMVPと優勝だけでなく個人3冠にも輝いた。
「MVPは(シーズン中に亡くなった)天国の父に捧げたい。このような賞をいただき光栄に思います。賞をいただけたのはチームメイト、ヘッドコーチであるトッド(・ブラックアダーHC)が信頼して試合に使ってくれたから、彼らと一緒に試合ができたからだと思います。決勝で対戦したパナソニックは素晴らしいチームで、彼らのようなチームとプレーできて誇りに思います。アリガトウゴザイマシタ」。
また、ディビジョン1の「ベスト15」は15人中11人が初受賞というフレッシュな顔ぶれとなった。ただし、決勝に進んだ両チーム、ブレイブルーパスから5人、ワイルドナイツから5人の計10人と今季を反映した結果になったと言えよう。
なお、リーグワンになってから3シーズン連続での受賞はPRオペティ・ヘル(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)と、CTBディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)の2人だけとなった。またアイザック・ルーカス(リコーブラックラムズ東京)は、2シーズン前はSOでの選出だったが、今季はFBとして選出された。その他の受賞は以下の通り。