高校サッカー 帝京、22大会ぶり3回戦進出 2GのMF堀江真広「みんなを信じていた」
第103回全国高校サッカー選手権大会2回戦(31日、帝京5-0金沢学院大付、Uとどろき)2回戦16試合が行われ、初出場の東海大相模(神奈川)は2-1で草津東(滋賀)に逆転勝利。強豪の野球部仕込みのロングスローで会場を沸かせたDF佐藤碧(3年)が同点の後半追加タイムに決勝ゴール。選手権初勝利をもぎ取った。イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに加入内定の日章学園(宮崎)FW高岡伶颯(れんと、3年)は2試合連続ゴールも1-2で敗戦。今大会通算4得点で姿を消した。流通経大柏(千葉)はMF亀田歩夢(3年)の活躍で3回戦へ。前回大会王者の青森山田は高川学園(山口)に敗れ、10大会ぶりに初戦で敗退した。 帝京(東京B)が5得点を奪い、8強入りした2002年度大会以来22大会ぶりの3回戦進出。前半7分にミドルシュートで先制点を決めるなど2得点のMF堀江真広(3年)は「自分が活躍してチームを勝たせたいと強く思っている」と胸を張った。昨年11月16日の東京都予選決勝は大学受験と日程が重なり、欠場。「みんなを信じていた。誰が出ても同じ結果が出せるのが帝京の強さ」と堀江。無事に大学合格を勝ち取った背番号11が大舞台でも結果を残した。 ■1日で発生から1年となる能登半島地震で被害を受けた石川県代表の金沢学院大付・北一真監督 「結果的には大差で負けてしまったが、最後まであきらめない姿は見せられた。それが地元に届けば」