大阪のビル群にまぎれた巨大庭園「うめきたガーデン」7日誕生
大阪のビル群にまぎれた巨大庭園「うめきたガーデン」7日誕生 THEPAGE大阪
JR大阪駅の北側、都会の真ん中に花と緑があふれる巨大な庭園「うめきたガーデン」(大阪市北区)が7日に誕生する。 国内外で活躍する庭園デザイナー、石原和幸氏が手がける2つの庭をはじめ、10万株の花畑や植物の壁で囲まれた小径など、さまざまな花と緑が広がっている。このほど行われた内覧会で、その様子をのぞいてみた。
「うめきたガーデン」は梅田北ヤード跡地に誕生する庭園だ。約7500平方メートルもあるこの庭園は、再開発区域「うめきた2期」の区域暫定利用事業として7日にオープンする。 園内には世界的庭園デザイナーである石原和幸氏が監修した「未来の大阪」がテーマの2本の滝(メインガーデン)が流れている。季節ごとに10万株が咲き誇る花畑が広がり、ほぼ完成しているものの、今のところ花の開花度は5割程度。開幕時には一気に花開くようだ。 先日行われた内覧会では、大阪市の吉村洋文市長が市民ボランティアとともに花の苗を植え、メインガーデンの「通水式」を行った。2本の滝から水が流れ落ちると、参加者たちから感嘆の声が上がり「うめきた2期は緑で埋め尽くして新たなイノベーションを生み出し、大阪の経済発展の拠点となる、そういうエリアにしていきたいと思います。たくさんの人がこの地を訪れて緑を楽しみ、大阪のすばらしさを知って頂けたらと思います」と挨拶した。
また、花畑責任者である吉本園芸の吉本忠生社長は、こう話している。「3か月前にお話を頂いて、それからとりかかりました。今年は暑い日が長く続きましたし、台風にも遭いました。花に梅雨の病気が発生したりと、大変でしたね。常に綺麗な状態にしないといけないし、手入れを怠るとお叱りを受けることになる。花は咲いた後は枯れますから。そこも気を配らないといけません」 7日にはオープニングセレモニーが行われるほか、今月末まで食の祭典「逸品縁日」なども開かれる。 (文責/フリーライター・北代靖典)