沖縄で“安楽死ツアー”に参加するコメディ「安楽死のススメ」3月公開、石原滉也が主演
安楽死をテーマにしたコメディ映画「安楽死のススメ」が、3月1日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開決定。YouTubeでは予告編が解禁された。 【動画】「安楽死のススメ」予告編はこちら 本作は27歳で死ぬことにした主人公・正が、沖縄で2泊3日の“安楽死ツアー”に参加するトリップコメディ。友人から片道料金の金を借りて沖縄へと旅立った正は、安楽死推進団体の代表・雨野川や、ツアー参加者・氷川と時間をともにし、死とは何か、命とは何かに向き合っていく。 監督を務めたのは、タレント・放送作家の永六輔を祖父に持ち、2025年GWに「うぉっしゅ」の公開も控える岡崎育之介。「東京ランドマーク」の石原滉也が映画初主演を果たし、田中陸、海老沢七海、岡崎、轟雅子も出演した。 石原は「あまりに衝撃的なタイトルからなる岡崎育之介のワールドを全身で体感していただきたいです。それは人生という流れの中で時々、助けになるでしょう」と語っている。岡崎によるコメントも以下の通り。 ※岡崎育之介の崎は立つ崎(たつざき)が正式表記 ■ 岡崎育之介 コメント 自殺大国ニッポン。 皆、「死んじゃだめだ。強く生きるんだ。人生は美しいんだ…!」 そうやって教え込まれてきたものだから、なんだか「違う方」も良さそうに見えてしまう。 まるで、誰かが隠した魅力的なことにまで見えてしまう。 やっぱり「しちゃダメ」と決め付けられていることは、甘い香りがする。 夜中のラーメンはいつだって美味いのだ。 だから、もし安楽死が認められたら、自殺はむしろ減るんじゃないか。 皆かえって、希望を持って生きられるんじゃないか。 「なんだ。いつでもやめていいんだったら、別に今すぐやめることはないか。」 そんな風に肩の力を抜いて、口笛を吹きながら、気楽に家までの帰り道を歩くのではないか。 気楽に生きられるのではないか。そう思う。 ■ 石原滉也 コメント 岡崎育之介監督とは、2020年初めの舞台で共演して以来の関係になります。その舞台で、監督が書き下ろした台本を監督自身が演じる姿を見て、流したことのない涙が止まらなくなったことを覚えています。 本作は私自身にとっては初主演作であると同時に岡崎育之介監督の初監督作になり、チーム全員にとって、始まりの作品でもあります。 「安楽死のススメ」というあまりに衝撃的なタイトルからなる岡崎育之介のワールドを全身で体感していただきたいです。それは人生という流れの中で時々、助けになるでしょう。