秋の対バンツアー2戦目、ユニゾン×ハンブレッダーズ真っ向勝負!なZepp Sapporo公演をレポート
ハンブレッダーズ&対バンする6バンドのロゴがあしらわれた巨大なバックドロップを背景に始まった『秋のグーパンまつりZ 2024』。福岡に続く2本目は寒風吹きすさぶ札幌公演。Zepp Sapporoに敬愛するUNISON SQUARE GARDENを迎えて行われた。 【全ての写真】ハンブレッダーズ×UNISON SQUARE GARDENのライブ写真(全17枚) UNISON SQUARE GARDENの3人が現れ、1曲目「to the CIDER ROAD」のイントロが流れた瞬間から会場が大歓声に湧く。斎藤宏介(vo/g)の歯切れ良いボーカルと、田淵智也(b/cho)の力強いベース、鈴木貴雄(ds/cho)のアグレッシブなドラム。20周年を迎えてさらに磨きがかかったスリーピースが、北の大地に降臨した。 2曲目には早くも最新シングル「傍若のカリスマ」をお披露目。それぞれのソロパートではサウンドで個々を存分にアピールしながら、ライブでこの曲を聴くのを待ち望んでいたオーディエンスを圧倒する。続けてユニゾンの名を一気に押し上げた名曲「シュガーソングとビターステップ」へ。冒頭3曲で鮮やかに自己紹介を済ませた。 ひと息ついたMCで斎藤が「ハンブレッダーズとは四者四様に付き合いがあって、4人とも音楽に対してまっすぐでめちゃくちゃ可愛い後輩です。やっと念願かなって一緒にできた。でも今日は先輩も後輩もナシの対等な立場で、ボコボコにしてやろうと思います」と先制攻撃。そこからは1stアルバム収録の「カラクリカルカレ」や最新アルバムの「アンチ・トレンディ・クラブ」から、「何かが変わりそう」、「君の瞳に恋してない」とこれまでのユニゾンを網羅する勢いでコアなファン垂涎のアルバム曲を披露した。 「あまり話したことないんですけど」と前置きして「同じレーベルの中でも、ハンブレはスタッフも一緒で完全に同じチームだからほぼ家族みたいなもん。彼らの活躍がすごくうれしくて誇らしい……けど、関係なくボッコボコにします!」と本日2度目のノックアウト宣言。 田淵がステージを縦横無尽に駆け回る「Invisible Sensation」から、疾走感あふれる「カオスが極まる」へ。ラストの「フルカラープログラム」では、鈴木がドラムスティックと上着を高く放り投げ、怒涛のような全10曲を終えた。「次はハンブレッダーズです!」と、ハンブレッダーズにバトンを渡し、鈴木はツアータイトルになぞらえて客席に向かってグーパンを披露して退場した。